MELSEC-Qシリーズ モーションコントローラ 製品特長

モーションコントローラ Q173DCPU/Q172DCPU
【特長】
- ● マルチCPU間高速バス
- CPU間交信専用のマルチCPU間高速バスを搭載。
CPU専用のマルチCPU間高速バスにより、0.88ms毎に最大14kワードの高速データ交換可能。 - マルチCPU間高速通信周期はモーション制御に同期しており、制御の無駄を削減。
- CPU間交信専用のマルチCPU間高速バスを搭載。
- ● モーション専用シーケンス命令が使いやすく生まれ変わりました。
- ● マルチCPU間同期割り込みシーケンスプログラム
- モーション演算周期(0.88ms)と同期した割り込みシーケンス機能を追加し、ラダーによるリアルタイムな処理が可能となりました。
- ● モーション処理の高速化
- モーション基本性能が約2倍に向上し、モーションSFC処理時間が約1/4に短縮されました。
- ● プログラムデータの読み出し/書き込み時間の大幅短縮
- サーボプログラム等のプログラムデータの読み出し/書き込み時間が従来の約1/3になり、デバッグを効率アップできます。
- ● 高速同期ネットワーク SSCNETIII
- 光通信方式による50Mbpsの高速通信により、モーションコントローラとサーボアンプ間のデータ送受信を大幅に高速化し、タクトタイムを短縮します。
- 長距離配線に対応し、装置レイアウトの自由度が向上しました。
- サーボアンプMELSERVO-J3シリーズとの組み合わせにより、高速化・高精度化に対応し、より高速でなめらかな動きを実現できます。
- 光ファイバーケーブルの採用により、耐ノイズ性が飛躍的に向上しました。
SSCNET(Servo System Controller Network)
【モーション制御仕様】
SV13/SV22/SV43
| 項目 | Q173DCPU | Q172DCPU | |
|---|---|---|---|
| 制御軸数 | 32軸 (1系統最大16軸×2) |
8軸 | |
| 演算周期 (デフォルト時) |
SV13 | 0.44ms/ 1~ 6軸 0.88ms/ 7~18軸 1.77ms/19~32軸 |
0.44ms/1~6軸 0.88ms/7~8軸 |
| SV22/SV43 | 0.44ms/ 1~ 4軸 0.88ms/ 5~12軸 1.77ms/13~28軸 3.55ms/29~32軸 |
0.44ms/1~4軸 0.88ms/5~8軸 |
|
| 補間機能 | 直線補間(最大4軸),円弧補間(2軸),ヘリカル補間(3軸) | ||
| 制御方式 | SV13/SV22 | PTP(Point To Point)制御, 速度制御, 速度・位置切換え制御, 定寸送り, 等速制御, 位置追従制御, 定位置停止速度制御, 速度切換え制御, 高速オシレート制御, 同期制御(SV22) | |
| SV43 | PTP(Point To Point)制御, 等速位置決め, 高速オシレート制御 | ||
| 加減速処理 | 自動台形加減速,S字加減速 | ||
| 補正機能 | バックラッシュ補正,電子ギア,位相補正(SV22) | ||
| プログラム言語 | SV13/SV22 | モーションSFC,専用命令,メカサポート言語(SV22) | |
| SV43 | EIA言語(Gコード) | ||
| プログラム (専用命令容量) |
SV13/SV22 | 16kステップ | |
| SV43 | 504kバイト | ||
| 位置決め点数 | SV13/SV22 | 3200ポイント(間接指定可能) | |
| SV43 | 約10600ポイント(間接指定可能) | ||
| 周辺装置I/F | シーケンサCPU経由(USB/RS-232) | ||
| 原点復帰機能 | 近点ドグ式(2種類),カウント式(3種類),データセット式(2種類),ドグクレードル式,ストッパ停止式(2種類),リミットスイッチ兼用式(原点復帰リトライ機能あり,原点シフト機能あり) | ||
| JOG運転機能 | あり | ||
| 手動パルサ運転機能 | 3台接続可能 | ||
| 同期エンコーダ運転機能 | 12台接続可能(SV22使用時) | 8台接続可能(SV22使用時) | |
| Mコード機能 | Mコード出力機能あり,Mコード完了待ち機能あり | ||
| リミットスイッチ出力機能 | 出力点数32点 ウォッチデータ:モーション制御データ/ワードデバイス |
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| ROM運転機能 | あり | ||
| 絶対位置システム | サーボアンプにバッテリ装着にて対応可能 (軸ごとにアブソリュート方式/インクリメント方式の指定が可能) |
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| SSCNETⅢ系統数※1 | 2系統 | 1系統 | |
| モーション関連ユニット装着数 | Q172DLX 4台使用可能 | Q172DLX 1台使用可能 | |
| Q172DEX 6台使用可能※2 | Q172DEX 4台使用可能※2 | ||
| Q173DPX 4台使用可能※3 | Q173DPX 3台使用可能※3 | ||
- ※1: SSCNET対応のサーボアンプは使用できません。
- ※2: SV13/SV43ではQ172DEXは使用できません。
- ※3: INC同期エンコーダを使用する場合(SV22使用時)の台数です。手動パルス発生器を接続する場合には1台のみ使用可能です。