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準天頂衛星システム「みちびき」
こちらは、
現在位置(今、いる場所)を知ることができる「衛星測位」の中心的な役割をなす人工衛星じゃ。
ここが便利!
カーナビやスマートフォンなどで利用可能な位置情報のナビゲーションはこの「みちびき」があってこそじゃ。
ここがスゴい!
現在4機で運用されているが、今後7機まで増える予定で、高精度なサービスをさらに安定して使えるようになるぞ。
人工衛星ですね。地球観測衛星の「ひまわり」や「いぶき」は勉強済みなのでよく知っていますが、こちらの「みちびき」は何をしてくれるのかしら。
「測位衛星」が私たちに発信している情報って、どのようなものなのかしら。
なるほど~。てっきり、衛星が私たちの現在位置を教えてくれているものと思っていました。
「8」の字を描くように飛行するのですね。北海道を過ぎたらずいぶん南の方まで行きますが、日本の上空だけを旋回できないのかしら。
音声なし。再生時間:40秒
本当だ~。すご~い。ところでみちびき4機のうち、のこりの1機はどこにいるのでしょうか。
何を「補強」するのかしら。
「補強電波」によって、どのくらい測位の精度が向上するのでしょうか。
電波の種類にもよるが、誤差を数cm程度までに向上できる。これにより、例えば、広大な農場に無人のトラクターを走らせるということも可能になる。遠距離を飛行するドローンを正確に目的地に到着させることも可能じゃ。
すご~い。食料不足の問題の解決や、労働時間の削減にも貢献しますね。
みちびきは2026年度を目途に7機体制での運用が開始される予定じゃ。そうなれば、みちびきだけで日本国内の測位が可能になり、「補強電波」も今以上に安定して届くことになる。今後、今以上にみちびきによる位置情報が毎にち、重宝されることになるぞ。
博士、、、寒い!? 😊。
準天頂衛星システム「みちびき」
「みちびき」は初号機が2010年、2~4号機が2017年に打ち上げられて4機体制が確立され、2018年11月1日から、24時間途切れなく準天頂衛星によるGPS補完・補強のサービスを受けることが可能となりました。
センチメータ級高精度測位ソリューション
三菱電機は、さらに高精度な測位を可能にするセンチメータ級高精度測位ソリューションの実現に向けて取り組んでいます。センチメータ級の測位補強情報※を準天頂衛星から放送し、高精度3次元地図と組み合わせることで安全運転支援・自動走行分野をはじめ、鉄道分野、IT農業分野、情報化施工分野など、社会のさまざまなシーンにイノベーションをもたらします。
- 約1,300の電子基準点から構成される国土交通省国土地理院 GEONETの情報を基に生成。
【ソリューション事例】
◆安全運転支援・自動走行分野 <合流や車線キープをセンチメータ単位で見守る>
センチメータ級測位システムによる高精度な位置情報で、合流時や走行時なども、自車がいまどの位置を通過しているか極めて正確に把握。スムーズで安全な自動走行を可能にします。
◆鉄道分野 <列車位置をセンチメータ精度でリアルタイムに把握>
実際に運行されている列車の位置を、センチメータ級測位システムによりリアルタイムに把握できます。この測位情報を活用することで、乗務員の運転支援をはじめ、様々な運行サービスへの展開が期待できます。
◆ IT農業分野 <農業機器の走行を制御、無人・自走による高効率な作業を可能に>
センチメータ級測位システムの利用により、トラクターなど農作業の機器の高精度な自動運転化が可能です。車庫から圃場までスムーズに移動、作付けや収穫など各種作業の無人化を支援。大規模農業の推進や効率化に寄与します。
取材協力
三菱電機株式会社
宇宙システム事業部/準天頂衛星推進部/営業課
堂本 恒志
「堂本さん、みちびきの事業に携わって印象に残ったことを一言お願いします。」
2018年から4機体制のサービスが開始された「みちびき」は、2026年度以降にはさらに3機が追加され7機体制でのサービスが予定されています。また、当社が担当しているセンチメータ級測位補強サービスは、自動車分野や除雪等の分野でハンズフリーを含む先進運転支援システムや自動制御に活用され、利活用が広がりつつあります。このような大規模なプロジェクトに営業として携わることができたことは大きな経験となっています。今後も安心・安全・快適に暮らせる社会に貢献するインフラとして国の整備拡充を支援し、様々な分野での利便性向上の取組みを進めていきたいです。