ズバ暖スリム(寒冷地用)DHシリーズ・Hシリーズ 特長
あたたかさが途切れない (極モデル DHシリーズ)
ズバ暖スリムDHシリーズは三菱独自の技術「デュアルオンデフロスト回路」を搭載した極モデル。 霜取り中でもあたたかさが途切れない※1、寒冷地にふさわしい暖房能力を実現しました。
デュアルオンデフロスト回路
業界初※2、-10℃まで霜取り中でも、あたたかさが途切れない※1。
室外機の熱交換器を上下に分け、半分は霜取りをしながら、残り半分で暖房運転を続けます。さらに、霜取りに使用した冷媒を暖房運転している熱交換器側に合流させ、再利用。外気から取り込む熱を増幅させます。
■従来の霜取り
エアコン暖房で室外ユニットに霜が付いた場合、通常の霜取りでは暖房運転を停止して雪を溶かす必要があります。
霜取り中でも45℃吹き出しをキープ※3
実証例
北海道旭川市で、フィールドテストを実施
設置場所:北海道旭川市内 事務所
設置ユニット:4方向天井カセット形/P140形 シングルタイプ
運転日時:2020年12月27日
外気温:-9℃~-8.5℃
- 実証実験につき、室外ユニットの吹出し側防雪フードが1個になっています。実際の設置時には、それぞれの吹出し部に防雪フードを取り付けください。
■運転状況データ
- ※124時間連続して暖房運転ができることを確認。機種選定が適切でない場合や、開放空間などで使用した際に、通常の霜取りに入る場合があります。
- ※22022年1月31日発表、当社調べ。寒冷地向け店舗・事務所用パッケージエアコンにおいて。室外熱交換器を二分し、暖房と凝縮潜熱を用いた霜取りを同時に行う技術。
- ※3室内23℃(乾球)、外気温2℃(乾球)/1℃(湿球)、PLZ-DHRMP140HF4、風速:自動、設定温度:24℃(当社試験室による結果)。ただし室温や外気温が低い時、または外気湿度が高く着霜量が多い時など使用環境によっては、吹出温度45℃にならない場合があります。
デュアルオンデフロスト回路のメカニズム
新たに追加した切換弁によって、霜取り中に熱を運ぶ冷媒の流れを上下半分ずつに分配可能となりました。 それにより霜取り中にも冷媒を供給し続け、あたたかさが途切れないエアコン暖房を実現したのです。
高暖房能力(DHシリーズ・Hシリーズ共通)
三菱独自のフラッシュインジェクション回路によって、寒冷地にふさわしい高暖房能力を実現しました。外気温-15℃の環境下でも定格能力同等(ピーク時)をキープ。外気温-25℃までの暖房運転に対応します。
- P160形はHシリーズのみ
- ※4室温10℃(乾球)・外気温2℃(乾球)/1℃(湿球)、PLZ-HRMP160HF4、風速:強にて。暖房10℃設定で終夜運転し、暖房24℃に設定温度を変更した場合(当社試験室による結果)。
- ※5JIS B 8616:2015による最大暖房低温能力。暖房低温条件:室内吸込温度20℃(乾球温度)、外気温2℃(乾球温度)/1℃(湿球温度)。
- ※6店舗・事務所用パッケージエアコンP80~P140形において。4方向天井カセット形〈i-スクエアタイプ〉接続時。2024年5月13日発売予定(当社調べ)。
進化した霜取制御(DHシリーズ・Hシリーズ共通)
多彩な霜取制御(デフロストマネジメント)(Hシリーズ)
1日のサイクルを考えた霜取制御であたたかさが続く。
- ※7ムーブアイセンサーパネルとの接続が必要です。在室中の場合でも霜取りの条件を満たす場合は、霜取りに切り替わります。
同時霜取り回避で室温低下を抑制(スマートデフロスト)
同一空間の複数台が暖房運転する場合、同時に霜取りに入って室温低下を招くことも…。 三菱は4台までの連携制御で同時霜取りを回避。快適さをかしこく守ります。
- DHシリーズはデュアルオンデフロスト回路動作時、本機能は動作しません。
■システム構成例 4台を1リモコン制御した場合
ズバッとデフロストで長時間暖房を実現
最大10時間の連続暖房を実現(Hシリーズ)
着霜が少ない場合、霜取りが必要ない場合でも、霜取りを行う場合がありました。不要な霜取りを防ぎ、あたたかさを保ちます。
- ※8従来機PUZ-HRMP・KA8と新型機PUZ-HRMP・KA8との比較。当社試験室(外気温-15℃)での最大運転時間。外気温条件により、連続運転時間は異なります。
最適な霜取りタイミング
着霜量が多い場合でも、着霜の検知精度を高めたことにより、最適なタイミングで霜取りが可能です。さらに、霜取時の室温低下を抑制する「暖房プレヒート機能」が進化し、より効率的に室内のあたたかさを守ります。
省エネ性(DHシリーズ・Hシリーズ共通)
一年中使える高い省エネ性
- ズバ暖スリム 4方向天井カセット形〈i-スクエアタイプ〉接続時。省エネ法(2015年基準値)は、APF2006値〈JIS B8616:2006〉による。
快適機能(DHシリーズ・Hシリーズ共通)
ムーブアイmirA.I.※9対応で、さらに快適に
外気温が下がってきたので「室温も下がりそうだ」と室温の低下を先読み。暖房を強めて体感温度の低下を防ぐからずっと快適。
- ※9ムーブアイセンサーパネルとの接続が必要です。
ぐるっとスマート気流対応※10
斜め方向への吹出しで、部屋全体をムラなくあたためます。人感ムーブアイと組み合わせにより、「風があたると肌寒く感じる」「肌が乾燥してしまう」などのお悩みを解決に導きます。
- ※104方向天井カセット形〈i-スクエアタイプ〉にムーブアイセンサーパネル、左右ルーバーユニットの接続が必要です。
室内の底冷えを抑える暖房10℃設定に対応
外気温が著しく低い場合、室内全体が底冷えしてしまい、あたたかさを取り戻すのに時間がかかります。そこで、暖房時の設定温度の下限を17℃から10℃まで拡げ、 終夜運転ニーズにお応えします。
室内温度が下がりすぎてしまい、運転再開時に部屋をあたためるのに時間がかかる。
控えめな運転で底冷えさせないから、
素早く快適暖房空間を実現。
- ※11MAスマートリモコンを使用してください。ワイヤレスリモコン使用時、集中管理時には設定できない場合があります。また、グループ制御時にズバ暖スリム(PUZ- DHRMP・KA、PUZ-HRMP・KA2以降)以外の室外ユニットが含まれる場合には使用できません。
騒音対策(Hシリーズ)
簡単な施工で騒音対策を行える〈別売部品〉低騒音化ボードをご用意※12。空調能力の低下※13を抑えながら、騒音値を低減します。
- ※12スリムZR(P112~P280形)、スリムER(P224・P280形)、ズバ暖スリム Hシリーズ(P80~P160形)にて使用可能。
- ※13冷房定格能力に対して、能力低下幅は5%。
- ※14JJIS B 8616:2006に準じて、本体前方1m、高さ1.5mの位置において測定した結果。実際の騒音値は、温度条件や周囲の環境、反響音の影響などにより異なります。暖房時の騒音値については技術マニュアルをご参照ください。
- P224・P280形の場合は、エアガイド(別売)と併せてご使用ください。
- 室外ユニット制御基板のディップスイッチ変更による仕様変更が必要です。詳細は据付工事説明書をご覧ください。
- 低騒音化ボードをご使用いただく場合には、「サイレントモード」は設定できません。
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