ここから本文

実事業化は国内初!下水管から集めた熱エネルギーでお湯をつくる

社会福祉法人 旭会 アメニティ豊田駅前 様

社会福祉法人 旭会 アメニティ豊田駅前 様(愛知県 豊田市)

郊外に立地することが多い高齢者福祉施設。もし、店舗や映画館などと同じように、住み慣れた地域にあれば、高齢者は自立した生活を最期まで送りやすくなります。そうした街づくりをめざす「地域包括ケアシステム」の好例として注目されているのが愛知県豊田市の駅前再開発事業。商業・業務棟と高齢者施設棟、住宅棟の三棟からなる街区には、環境に配慮したさまざまな技術が採用されました。「水熱源ヒートポンプ」もその一つです。

  • 省エネ・節電
""

水熱源ヒートポンプ(ブライン仕様)

""

下水熱利用システムの下水管

""

一般浴室

""

貯湯槽(8t×2基)

納入製品
納入時期

2017年06月

導入後の効果

熱回収のしくみ

水熱源ヒートポンプで熱をくみ上げ、熱交換してお湯をつくります。熱源となる水は地下を流れる下水。①水熱交換器で下水の熱を冷媒に吸収し、②圧縮機で冷媒を圧縮してさらに高温にし、③水熱交換器で冷媒から水に熱を伝えてお湯にします。④膨張弁で冷媒を熱を吸収しやすい状態に戻します。(下水熱利用システムは積水化学工業株式会社様が開発。)

""
光熱費・CO2排出量を削減!

下水熱を有効活用してお湯をつくるので、ガスボイラー式と比べて、光熱費は約39.6%削減、CO2排出量は約32%削減できました。

""

お客様の声

社会福祉法人 旭会 特別養護老人ホーム アメニティ豊田駅前 介護付有料老人ホーム ころもガーデン 施設長 林 裕人 様

下水熱を利用する給湯方式は運転効率がよく、熱の有効利用というだけでなく、お湯にかかる光熱費・CO2排出量削減にも寄与します。初の実用化施設で前例がないのが不安だったため、給湯が止まらないようガスでバックアップする方式にしています。オープン後、入浴利用の変動もあり、設定を変更しましたが、遠隔管理ができるので便利で安心ですね。豊田市を代表する環境志向型施設として見学も多く、運営の励みになっています。

PDFダウンロード

水熱源ヒートポンプの納入事例一覧へ

納入事例