
INTERVIEW
前例のないAIを活用した機械制御のプロジェクトへの取り組み
PROFILE
B.W.
ITインフラサービス
芝浦事務所 クラウドプラットフォーム事業 データソリューション部
2018年入社
インターンシップで出会った社員の人柄に惹かれて入社を決めました。
私はもともと大学院で、AIを用いて人の声を分析する研究を行っており、所属する研究室のサーバーや共有ファイルの管理を任されていました。
学部から大学院にかけて、基礎的なプログラミングスキルは修得しており、ICTインフラの領域にも興味があったため、幅広い事業領域のある当社にエントリーをしました。
もちろん当社以外にも多くの※ICT企業はありますが、最終的な入社の決め手は、社員の人柄に惹かれたことです。
当社のインターンシップに参加した際に、当時の採用担当に就職活動の相談に乗ってもらい、面接の前にもガチガチに緊張していた私に声をかけてくださり、自信を取り戻してリラックスした状態で面接に臨むことができました。
こんな人たちと一緒に働きたいと思いましたし、入社して5年たった今でもこの点についてはギャップを感じていません。
私の所属する部門には、周囲を気にかけて声をかけてくれる人が多く、いつも助かっています。
※ICT:Information and Communication Technology

前例のないAIを活用した機械制御プロジェクトの立ち上げ
入社後、志望していた事業部に配属されました。
配属後はAIを活用した空調機の制御プロジェクト、データ分析フレームワークの開発業務の2つに取り組んでいます。
今回はAIを活用した空調機制御プロジェクトへの取り組みをご紹介します。
当社はインターネットデータセンターというお客様のサーバーなどの機器を管理する施設を運営しています。
この施設では多くの精密機械を管理するために、常に複数台の空調機を稼働して室温を調整しています。
空調機を適切に稼働させないと、室温が高くなり機器の故障やトラブルにつながってしまったり、逆に部屋の冷やし過ぎにより過剰な電力消費が発生してしまうことがあります。
このような状態を防ぐため、これまでは経験と多くの知見を持つ現場作業者が温度を都度確認し、室温管理をしていました。
この作業者のタスクを標準化したいという課題から、AIの技術を活用して室温を制御するプロジェクトが発足しました。
私はこのプロジェクトに入社2年目の終わりから取り組んでいます。
実は、社内でも同様の案件はこれまでに前例がなく、社内にAIの技術に明るい人があまりいなかったこともあり、参考にできる情報がほぼないところからスタートしました。

不明点を残さないよう確認しながら、慎重にプロジェクトを進めることが重要
このプロジェクトで特に苦労したポイントは「データセンターがどのように運営されているのか」「空調機がどのような仕組みで稼働しているのか」「空調機の制御方法」の3点を理解していくことです。
それぞれの情報を持っている部門/組織が別であり、必要な情報を深堀りするほどさらに枝分かれしていくので、プロジェクトを進めるほど関係する部署が増えていきました。
さらに、AIの技術や知識に明るい人、空調機の制御に関する情報を把握している人が少なかったため、社外の人脈も利用して必要な情報を集めていきました。
分からないことだらけでしたが、不明点を残してしまうと要件定義の時点と納品物の仕様が異なるなど、後々トラブルになるケースがあります。お客様からお預かりしている機器とそのパフォーマンスに直接影響するシステムなので、誤りがないように細心の注意を払いました。
疑問に感じた点はその日のうちに解決することを意識し、慎重にプロジェクトを進めることで大きなトラブルなく、計画通りに1年間でシステムの開発を完遂することができました。
このプロジェクトを通して、会社の内外に関わらずさまざまな立場の人たちと協力して作業を進められたことで、情報を取捨選択して相手が知りたい内容を伝え、自分の知りたいことを引き出していくことの重要性を学びました。

苦手意識のあることでも、初めから諦めないで挑戦してほしい!
AIの技術や知識を社内に共有する目的で、基本的なAI技術の講座を動画にして社内に展開しています。
自分で得た知識の活かし方を他の社員に伝えることの難しさと、新たな発見をすることの面白みに気づくことができましたし、これらの経験を通して、もともと苦手意識のあったコミュニケーションについても成長ができたと感じています。
ICT企業と聞くと、技術や知識がないとついていけなくなってしまうと思われる方もいると思いますし、コミュニケーションを取ることが苦手でSEの仕事が不安な方もいると思います。
ですが、今までやったことがないので無理だろうと、初めから諦めてしまうのは少し待ってほしいです。
当社には私のように、学生時代に情報系の知識を学んだ社員もいますが、同時に入社までに情報系に触れてこなかったという人も在籍しており、活躍している人も多くいます。
当社は教育やサポート面の制度が手厚く、先輩方も新入社員をサポートしようという想いを持っている人が多いです。入社をしてから努力をすれば、成長をして活躍できる可能性の高い会社だと思います。
私は当社のインターンシップに参加し、実際に社員と話してこの魅力に気が付いたので、ぜひ皆さんもインターンシップや説明会などのイベントに参加して、自分に合う会社かどうかを感じ取ってみてください。
皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

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