お客様と直接関わる技術職の仕事内容を紹介！

私の所属している課は、「ネカ録」と呼ばれているネットワークカメラ⽤録画・配信サーバーを扱っており、私は主にその構築と保守を担当しています。
主な業務内容は、見積もり、機器選定、システム構築の提案、設計、問い合わせ対応です。
また、実際にお客様先に赴き、構築作業に立ち会うこともあります。
さらに、年に数回、ネカ録の展示会や勉強会などを開催し、販促につなげるためのPR活動にも携わっています。

もう少し詳しくお話しすると、私の業務はお客様に受注していただけるように求められているものをヒアリングし、それをもとに資料を作成して、ネカ録の機能や魅力を説明することです。
そのため、営業職と技術職の中間的な役割を担っているとイメージしていただけると分かりやすいと思います。

入社してから同じ事業部に所属していますが、1年目から昨年度までは別の課でネカ録の開発を担当していました。
とてもやりがいのある仕事でしたが、開発担当はお客様と直接話したり提案したりする機会が少なかったため、技術者としてお客様への提案に関わりたいという想いから当時の課長にもう少しお客様と関われる業務がしたいと相談していました。
ただ、もう少し開発に携わり、理解を深めてから異動になると思っていたので、想像していたより早く今の課への異動が決まりました！

大学時代に当社を選んだ理由とは？

大学では経済学部でマクロ経済を学んでいました。
高校時代は特にやりたいことが見つかっていなかったので、当時興味があった経済学部へ進学を決めました。
大学で特に力を入れて取り組んでいたのは論文大会です。
論文大会ではプレゼンテーション能力と文章能力が求められるため、学内・学外問わず開催されている論文大会には積極的に出場し、経験を重ねてスキルを身につけていきました。

IT業界に興味を持ったのもこの論文大会がきっかけです。
論文大会の主題であった「第四次産業革命」の論文を作成している際に、IT技術やIT知識に触れ、興味深いと感じるようになりました。
また、社会的にIT技術の重要性が大きくなっており今後ニーズが高まると考えたことから、IT業界で就活をすることを決めました。
しかし、専門知識が必要で日々新しい技術が増えていくというイメージがあったので、ついていけるか不安な面もありました。

就職活動では、「人の役に立てる仕事」と「文系が活かせる」ことを軸にしていました。
その中でも当社を選んだ理由は、上流から下流まで携わることができるからです。
文系出身で情報系の知識がないからこそ、まずは下流工程を学ぶことによって自身が提案する立場になった際に技術が実用化できるかどうか、どれくらい工数がかかるのかなどの全容を理解し、そこからお客様に説明できるようになりたいと考えました。

文系出身の強みを活かして理想のシステムエンジニアに！

実際にシステムエンジニアとして働いて感じることは、技術を理解できていないとお客様に提案することは難しいということです。
営業だと交渉力やプレゼンテーションスキルは活かせるものの技術から遠ざかってしまう側面もあるので、技術を学んだ上でお客様に提案できるシステムエンジニアになることが自分の理想だと考えています。
私自身、実際に「ネカ録」という技術に触れており、ネカ録の魅力ををよく理解しているからこそお客様に紹介したいと思えること、また、ネカ録の多くの機能を上手に活用できていないというお客様の課題を改善したいと思えていることから、現在の業務を通して自身が考えていた理想のシステムエンジニアに近づけていると思います。

業務で意識していることは、お客様に伝わりやすいように文章化、言語化することです。
文系出身の私の強みは人に伝える力だと思っているので、技術を理解した上で、伝わりやすい文章になるよう日々気を付けています。
具体的には、カメラ映像の保持期間を重視する企業なのか、なめらかな映像を求めている企業なのかなどのお客様によって異なるニーズに合わせて、訴求ポイントを変えた提案ができるよう何を求めているかをしっかりと汲み取ることを重視しています。

入社後に受けた研修は、配属後も役に立ちましたが、実務の知識に関しては能動的に学ぶ必要がありました。
学んでいる中で、難しいと感じることも多かったです。
対処法としては、やはり経験と知識のある先輩に質問することが一番良いと思います。
調べても分からないエラーが起きた際はどのような要因が考えられるのか先輩に何度も確認し、経験が豊富な方々を巻き込むという方法で乗り越えました。
自身で調べて分からないことは先輩に聞いて修正する、ということを繰り返した結果、実務に活きる知識を増やすことができました。

学生の皆さんへメッセージ★

私としては自分と似たようなモチベーションを持ち、一緒に高め合える方に入社してほしいです。
特に、後輩として一緒に働く方には、ネカ録をご購入いただいたお客様に喜んでいただきたいという強い想いを共有できるとともに、お客様のことをよく考え、「もっと良くしよう」と常に向上心を持っている方だと、うれしいです。
そんな後輩と一緒に働くことが、自身のモチベーションにもつながります!
上手に話すことができる、ITに関する知見が深い、というのももちろん重要だとは思いますが、自身の目標がしっかり定まっていて、お客様を良くしたいという気持ちを持っている方と働きたいなと思います。

文系の学生へのアドバイスとしては、文系であることを強みにしてほしいと思います。
大学で培った文系ならではのスキルや視点は、入社後に理系出身の方と協力する際に活かせる場面が多くあります。
理系・文系の長所を補い合うためにも、文系としての強みを伸ばし、磨いていくことが大切です。
また、入社後に情報系の勉強を始めても十分対応できますが、今振り返ると、早めに学んでおくに越したことはないと感じます。
そのため、まずはIT用語に触れるところから始めてみるのがおすすめです！