三菱電機株式会社は、社会・電力インフラ設備※1の運用・保全業務の効率向上に貢献するIoTとAI技術を採用した新開発のIoTプラットフォーム「INFOPRISM(インフォプリズム)」を活用したソリューションの提供を11月7日から開始します。今後、さまざまな社会インフラ事業者のニーズに応じたソリューションをシステム納入やクラウド上でのサービスとして提供します。
- ※1:上下水道、公共施設、道路、河川、鉄道、電力(発電、送配電、原子力、需給調整・小売)分野のインフラ設備
「INFOPRISM」の特長
- さまざまなインフラ設備からのデータ収集・蓄積・可視化を実現
- ・Modbus(モドバス)※2、BACnet(バックネット)※3などの産業用通信規格に対応し、広い動作温度特性・高い防塵防滴性を備えた産業用IoTゲートウェイ装置により、屋内外のさまざまな現場機器からデータを収集可能
- ・分散する設備機器・システムのさまざまなデータを統一データ形式に変換してクラウド上のデータベースに蓄積
- ・社会・電力インフラ事業者向け各種ソリューション製作で培ったノウハウを活用し、業務内容に適した表示スタイルでデータを可視化
- ※2:産業用のPLC(プログラマブル ロジック コントローラー)向け通信プロトコル
- ※3:ビル設備の監視/制御用通信プロトコル規格(Building Automation and Control Network)
- AI技術を活用した分析機能で設備運用計画の最適化を支援
- ・当社AI技術「Maisart※4」を活用した分析機能により、設備診断・異常兆候を検知し、点検業務の効率化や設備運用・保全計画を最適化
- ※4:Mitsubishi Electric's AI creates the State-of-the-ART in technologyの略
学習高効率化、高速データ分析が特長
- 高度なセキュリティー機能により、安心・安全にソリューションを利用可能
- ・社会・電力インフラへのサイバー攻撃を物理的にブロックするデータダイオード「MELARROW(メルアロー)」や暗号化通信など、高度なセキュリティー機能を採用
- ・暗号化情報を復号せずに検索できる「暗号化・秘匿検索技術」により、情報漏えいリスクを低減でき、安心・安全に利用可能
「INFOPRISM」の適用例
発電機などの設備保全システム、公共施設などの統合監視システム、上下水道などの設備運用最適化システム、道路・鉄道などの保守業務最適化システム、電力の需給最適化システムなど
お客様からのお問い合わせ先
三菱電機株式会社
〒100-8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
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電力・産業システム事業本部 エネルギーシステムソリューション部
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