三菱電機株式会社は、次期戦闘機に搭載するミッションアビオニクスシステムの開発担当企業として、日本・イギリス・イタリアの3カ国による共同開発の検討に携わっています。パートナー企業と緊密に連携し、強固な関係を築きながら共同開発プロジェクトをさらに発展させるため、日本を代表する当社、イギリスを代表するLeonardo UK、イタリアを代表するLeonardoおよびElettronicaの共同開発パートナー企業4社で協業契約を締結し、本日、防衛・セキュリティー総合展示会「DSEI Japan 2023」で発表しました。


パートナー企業各社は、ミッションアビオニクスシステム分野におけるリーディングカンパニーであり、当社は国産戦闘機F-2用アビオニクスでの豊富な開発・生産実績を持つと共に、次期戦闘機に関わる複数の開発プロジェクトにも取り組んでいます。イギリスのLeonardo UKは、2018年に設立されたイギリスのチームテンペストプロジェクトの創設メンバーとして第6世代戦闘機の技術開発に携わっています。イタリアのLeonardoとElettronicaは、新技術の研究開発に継続的な投資を行い国際的な戦闘機開発をリードしてきました。また、当社とLeonardo UK は、2018年から日本とイギリスによるレーダー共同開発プログラムに取り組み、強固なパートナーシップを築いてまいりました。本協業契約により、パートナー企業は各社が持つ豊富な専門知識を互いに提供し、合同チームを形成し活動を進めていきます。


3カ国の企業が協力して次期戦闘機に搭載される高度なミッションアビオニクスシステムを開発することは、パイロットの安全性を高めると共に、我が国の安全保障や防衛産業基盤の強化にも寄与するものであり、当社は先端技術を駆使して貢献してまいります。