三菱電機株式会社は、ルームエアコン「霧ヶ峰」の新製品として、人の気持ちを測って空気を整える※1世界初※2の空調「エモコテック※3」搭載シリーズを拡充し、使用環境に合わせた立ち上げ運転制御「エコスタート」などの搭載により省エネや快適性を向上させた全4シリーズ、計30機種を10月6日に発売します。

ラインアップは「FZシリーズ(次世代プレミアムモデル)」6機種、「FDシリーズ(次世代暖房強化プレミアムモデル)」5機種、「Zシリーズ(プレミアムモデル)」12機種、「ZDシリーズ(暖房強化プレミアムモデル)」7機種です。


  • ※1

    人の脈を非接触で計測することで脈から人の感情を推定し、温度や気流を制御。使用条件などにより効果は異なり、個人差があります

  • ※2

    空調機器において。室内にいる人の脈を非接触で計測することで、脈から人の感情を推定し、温度や気流を制御する技術。2023年2月17日発売。当社調べ

  • ※3

    emoco-tech(エモコテック)、emotion conditioning technologyを略した当社造語



近年、健康に対する意識の変化や在宅勤務などが「新しい生活様式」として定着する中、身体的・精神的・社会的に満たされることを指す概念「ウェルビーイング」に貢献する製品やサービスへの関心が高まっています。ルームエアコンにおいては、こうしたニーズに加えて、電気料金の値上げによる家計への負担増加や地球温暖化の進行などによって、より省エネで脱炭素社会に貢献する製品が求められています。また、寒冷地を中心に高いエネルギー効率が特長であるエアコンのヒートポンプ式暖房にも注目が集まっています。


当社は、生活者のウェルビーイングに貢献するため、人の気持ちを測って空気を整える※1世界初※2の空調「エモコテック」を「Zシリーズ」の2023年度モデルに搭載し今年2月に発売しました。今回、「エモコテック」搭載製品のラインアップを全4シリーズ計30機種に拡充します。

このうち「FZシリーズ」「Zシリーズ」には、独自の学習機能で使用環境に合わせた省エネ立ち上げ運転を実現する「エコスタート」を新たに搭載しました。これにより、起動時の電力量を暖房で約7%、冷房で約8%削減※4して省エネ性を更に向上させ、脱炭素社会に貢献します。

また、高いエネルギー効率が特長であるエアコンのヒートポンプ式暖房をさらに進化させて、「FZシリーズ」「Zシリーズ」では、暖房運転時の着霜量モニタリング機能を改善し、最大連続暖房運転時間を従来比約6.5倍※5に拡大しました。「FDシリーズ」「ZDシリーズ」では、独自のデュアルオンデフロスト回路を改良し、霜取り中も最高約50℃の温風吹き出しを実現しました。


  • ※4

    代表機種MSZ-ZW4024S。当社環境試験室(14畳)において、当社独自のアルゴリズムによる学習前と学習後の消費電力量比較。暖房時:外気温12℃・設定温度20℃で起動から30分運転した場合、学習前:670Wh、学習後:619Wh。冷房時:外気温35℃・設定温度27℃で起動から40分運転した場合、学習前:595Wh・学習後:547Wh。環境条件により、効果を発揮できない場合があります

  • ※5

    最大連続暖房運転時間。MSZ-ZW4023S:90分、代表機種MSZ-ZW4024S:600分の比較