三菱電機株式会社は、日本・イギリス・イタリアの3カ国が共同開発を進めている次期戦闘機に搭載するミッションアビオニクスシステムの開発担当企業として、イギリスを代表するLeonardo UK、イタリアを代表するLeonardoおよびElettoronicaと締結した協業契約に基づき、パートナー企業と共にシステムコンセプトを確立する共同設計を進めています。今後、さらに詳細な設計活動を進めるにあたり、日本・イギリス・イタリアのエンジニアが一つの場所に集まり、より緊密で効率的な作業環境で作業を進めていくことを、パートナー企業間で確認し、イギリス・ロンドンで開催されている防衛セキュリティー総合展示会「DSEI 2023」で9月12日(現地時間)に発表しました。


共同設計を進めているミッションアビオニクスは、レーダ、電子光学、電子戦分野の最先端技術を結集し、次期戦闘機に搭載されます。この高度なシステムを2035年までに開発するためには、各パートナー企業のエンジニアが国境を越えて技術を持ち寄り、集中的に作業を行うことができる環境整備が重要です。


各パートナー企業の優れたエンジニアは、各々が各国の技術分野の代表であり、互いに協力して作業に取り組むとともに、ミッションアビオニクス分野で今後数十年にもおよぶ運用に耐えうる高度なシステムを開発します。また、この開発を通じて、次世代エンジニアの育成にも貢献していきます。


次期戦闘機に搭載される高度なミッションアビオニクスシステムを3カ国の企業が協力して開発することは、パイロットの安全性を高めると共に、我が国の安全保障や防衛産業基盤の強化にも寄与するものであり、当社は先端技術を駆使して貢献してまいります。