三菱電機株式会社は、日本・イギリス・イタリアの3カ国が共同開発を進めている次期戦闘機の設計を支援するため、Effects Domain(エフェクツ ドメイン:エフェクターと呼ばれる誘導弾等の装備品と戦闘機の適合性検討)に関して、イギリスを代表するMBDA UK Limitedおよびイタリアを代表するMBDA Italia S.p.A.との間で協業契約を締結したことを、イギリス・ロンドンで開催されている防衛セキュリティー総合展示会「DSEI 2023」で9月13日(現地時間)に発表しました。


パートナー企業3社は、次期戦闘機とエフェクターとの間のシームレスなインテグレーションを実現させるため、連携して取り組んでまいります。


当社は、国産戦闘機F-2用装備品等での豊富な開発・生産実績を持つと共に、次期戦闘機向けミッションアビオニクスにおける日本の代表企業として次期戦闘機に関わる複数の開発プロジェクトに取り組んでいます。

また、MBDA UKおよびMBDA Italiaは誘導弾システムにおける世界的なリーディングカンパニーとして、国内のみならず、国外の複数の主要企業と数多くの主要なプロジェクトに連携して取り組んできた長い歴史があります。さらに、2018年に設立されたイギリスのチームテンペストプロジェクトにおいて、2019年にはイタリアも加わったことで、同社は様々なプラットフォームにおける数多くの誘導弾システム開発に携わってきました。


パートナー企業3社がこれまで培った経験とノウハウを集約し、Effects Domainに関して次期戦闘機開発の設計支援を推進していくことは、次期戦闘機の能力最大化に寄与するものであり、当社は先端技術を駆使し我が国の安全保障や防衛技術基盤の強化に貢献してまいります。