技術系 2011年入社 創造理工学専攻 福野 研一 受配電システム製作所 受配電システム部 設計・開発・技術管理技術系 2011年入社 創造理工学専攻 福野 研一 受配電システム製作所 受配電システム部 設計・開発・技術管理

技術系 2011年入社

創造理工学専攻

福野研一

受配電システム製作所
受配電システム部
設計・開発・技術管理

※記事、所属・役職及び写真は取材当時のものです。

私が書いた一枚の図面で
今日も工場が動き出す。

一言でいえば工場の“司令塔”です。

現在、私は受配電システム部の、オフィスビルや工場などの施設内に設置されている受配電設備のシステム設計を担当するセクションに所属しています。ご存知かも知れませんが、発電所から送り出される電気は、送電線内での電気抵抗によるロスを抑えるため、12万〜50万ボルトといった高い電圧に変圧後、送電されます。そして、特別高圧変電所、一次・二次変電所、配電用変電所といった変電所で徐々に電圧を下げられ、業務用(3,300〜77,000ボルト)や一般家庭用(100/200ボルト)の電気として届けられています。このうち業務用の電気を各施設で「受電」し、オフィスビルであれば空調・照明、セキュリティシステム、昇降機など、建物内の様々な設備の負荷に合わせて「変電・配電」し、送り届けるのが受配電設備。この設備のマザー工場が、受配電システム製作所であり、同製品の設計、製造から納品、テストまでの業務一切を取りまとめる“司令塔”が私たちです。

具体的には、本社や全国の支社の営業が受注した受配電設備の開発案件を、受配電システム製作所が一手に引き受けます。プロジェクトを担当するのは私たち。本社・支社営業からバトンタッチして、お客様との打ち合わせやマスタープランの構築から提案までを担当し、その後、細部を詰めながら、システムの完成を目指すのです。システムが決まるとハードとソフトの設計部隊に図面作成の指示を出し、その図面をもとに製造部隊への製作指示出しをしていきます。その間、スケジュールと予算も私の方で管理します。このように製品の仕様決定から生産、現地納入まで一貫して関わり、全てを取り仕切るのが私のミッション。責任は大きいですが、その分やりがいも大きい仕事です。

一言でいえば工場の司令塔です。

信頼関係を築くのは、Face to Faceのコミュニケーション。

この業務の醍醐味は、やはり大勢の人間が関わり、チームで一つの仕事をやり遂げるところにあります。もっとも最初の頃は、仕事の醍醐味を味わう余裕はありませんでした。何しろ、私がチームを組んでいる人たちは、それぞれのプロセスのプロ。当然その分野におけるスキルや経験は、私より上です。その相手に新人の私が指示を出し、取りまとめていくわけですから、緊張するに決まっています。それでも分からないことを放っておくわけにはいきません。設計のことは設計部門に、製造のことは製造部門に、テストのことはテスト部門にと、製作所内を駆けずり回って、教わりながら身に付ける毎日です。メールや電話はあまり使いません。相手の顔を見て話した方が、多くのことが学べますし、信頼関係を築くことができると考えているので、Face to Faceのコミュニケーションを大切にしています。

信頼関係を築くのは、Face to Faceのコミュニケーション。信頼関係を築くのは、Face to Faceのコミュニケーション。

もがきながらも、少しずつ手応えを感じ始めています。

入社から1年半くらいが経った頃でしょうか、それまではお客様のところへ打ち合わせに行くにしても先輩社員と一緒だったのですが、徐々に「一人で行ってこい」と言われる案件が増えました。そんな中、オフィスビル既設の受配電設備の改造工事を担当。お客様から求められた条件は、通常通りビルを営業しながら限られた時間内で工事を行うという、当時の自分にとってはハードルの高いものでした。何しろ、改造手順や方法を間違えれば、停電の恐れがある工事。一発勝負で、絶対に間違いは許されない。工事の成否は、設計である私の手腕に大きく左右される。そんなプレッシャーの中、膨大な図面を一枚一枚根気強くチェックしたことを覚えています。この時の経験が、後の財産になったことは言うまでもありません。

こうした案件以外にも、社会インフラの一部を支える仕事に携わっている責任の重さを感じることは多々あります。受配電設備が止まることは施設内の電気機器が全て止まること。それが工場であれば生産ラインはストップし、データセンターや金融機関などでは業務停止に陥ると同時に大規模な顧客データの喪失につながります。病院では、生命維持装置の停止など生死に関わることになりかねません。だからこそ私たちの仕事は、あらゆるケースを想定しながらプランを構築しなければなりませんし、万一の時にも最低限の電力を安定供給できる受配電設備を提供しなければならないのです。

もがきながらも、少しずつ手応えを感じ始めています。もがきながらも、少しずつ手応えを感じ始めています。

技術者として恥ずかしくない仕事をしよう。

私が理系を、エンジニアの道を志したのは、自分が中高生の頃、父親が好んで見ていたテレビ番組の影響が大きかったと思います。その番組は、終戦から高度経済成長期までの製品開発プロジェクトなどを取り上げ、技術者たちの奮闘を追ったドキュメンタリー。ものづくりという仕事に感動し、そこに描かれた技術者のカッコ良さにしびれました。

私は、まだまだ日々の業務で一杯一杯。もちろん、あの番組の登場人物のようにはいきません。でも、あの人たちと同じように、技術者として恥ずかしくない仕事をすることはできると思っています。まずは、日々の業務を着実にやり遂げ、「今回の設計は福野君にお願いしたい」とお客様から求められるような技術者になりたい。そして、いつの時代にも、技術の進歩にあわせた最適なシステムを、お客様のため、ひいては社会のために提案していきたいですね。

技術者として恥ずかしくない仕事をしよう。

福野 研一5年後の目標 熟練の技術を継承し、お客様を笑顔にする技術者になる。 福野 研一

Career Profile

学生時代
暇さえあれば研究活動に取り組む。大学院に進学してからは、携帯電話のアンテナなどに使用される「マイクロ波材料」が持つ電気的特性を調べ、その活用法を確立することに没頭。周波数帯域利用の効率化・省電力化をめざす。
入社を決めた理由
三菱電機が自分の専攻であるマイクロ波技術分野で高い技術力を有していたこと。また、電力分野など社会インフラ関連事業において高いシェアを誇っていたこと。B to Bでシェアの高い企業は、他社にはない独自の技術を持っていると考えたため。
2011年
入社。受配電システム製作所 受配電システム部に配属。ビルや工場などの施設内に設置される受配電設備のシステム設計を担当。

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