

自分の特技や強みを活かしながら、自分にしかできない挑戦を続けたい。
就職活動中の現場実習で感じた、三菱電機の「あたたかさ」と「働きやすさ」。入社後には耳に障がいのある自分のために、手話を覚えてくれた同僚もいるといいます。西岡はそうした仲間への感謝も込めて、製品の組立業務に加え、業務改善活動にも力を注いでいます。冷熱システム製作所のみならず三菱電機全体に貢献したいという彼の強い想いを語ってもらいました。

リビング・デジタルメディア事業本部
冷熱システム製作所
工作部
西岡 裕一–Yuichi Nishioka-
- 2013年4月三菱電機株式会社 入社
- 2013年5月~
現在工作部にて分流コントローラの組立工程を担当。
現場実習を通じて感じた「働きやすい」職場環境
西岡三菱電機との出会いは、就職活動中の現場実習でした。さまざまな企業の現場実習に参加する中の1社が三菱電機 冷熱システム製作所だったのです。実習で接した社員の方々はとてもあたたかく「働きやすい職場環境」であることが強く印象に残り、採用試験を受けようと決意しました。入社後さまざまな研修を経て工作部に配属され、正式に冷熱システム製作所の一員になることができました。
自分のために手話を覚えてくれた職場の仲間
西岡人のあたたかさや働きやすさを実感していたとはいえ、入社前にまったく不安がなかったわけではありません。私が通っていたろう学校は先生や生徒同士の距離が近く、とてもアットホームな環境でした。そこから飛び出し、耳の聞こえる人たちと一緒に仕事をしていくわけですから「耳が聞こえないことへの理解を得られるだろうか」という不安が心のどこかにありました。しかし、いざ仕事の現場に飛び込んでみると、班の皆さんがあたたかく迎えてくれ、とてもフレンドリーに接してくれたことで安心できました。中でも感謝しているのが、私のために手話を覚えてくれた同僚です。最初は周囲とのコミュニケーションや情報共有に苦労することもあったのですが、彼のおかげでそれらが一気に円滑化されました。そんな気づかいと思いやりに応えられるよう、私自身も翻訳アプリの活用を通じて自ら積極的に職場の仲間たちと会話できるよう努めているところです。また、班内には自分と同じく聴覚に障がいのある従業員が3名おり、業務にあたる上での課題などを共有できるため、私にとっては心強い存在です。これからも同じ班の仲間として、ともに支え合い、高め合っていきたいと考えています。
仕事を通じて知った「ものづくり」の楽しさとやりがい
西岡入社後は社会人として知識・スキル・マナーはもちろんのこと、仕事をする上で重要な品質管理や安全の徹底など、三菱電機の一員として持つべきマインドについても丁寧に教えてもらいました。そのような周りの方々からの手厚いサポートが、今に至る「成長」につながったと感じています。そして現在、私の担当している業務は、分流コントローラの組立工程です。分流コントローラとは、1台の室外機で複数の部屋の冷暖同時運転を可能にするビル用空調を構成する機器のひとつ。私はもともと手先を動かすことが得意ではなかったのですが、現在の仕事を通じて「ものづくり」の楽しさとやりがいを知ることができました。
仲間からの感謝が何よりも大きなモチベーションに
西岡分流コントローラの組立業務に加えて、職場の生産性および品質向上のための業務改善活動にも注力しています。最近の事例としては、部品供給時の歩行ロスや部品の配膳箱入れ替えにともなうタイムロスを削減し、作業のさらなる効率化を実現するためのアイデアの提案が挙げられます。このアイデアは実際に採用され、班員からも「作業性がよくなった」との言葉をもらいました。こうして自分の提案が形になったときはもちろん、その提案が職場の働きやすさにつながり、職場の仲間たちからも喜んでもらえたことは、私にとって何よりも大きな仕事へのモチベーションになりました。

職場の仲間たち、さらには三菱電機全体に貢献したい
西岡かつては自分自身で「これくらいでいいだろう」「きっとこうだろう」と自分だけの判断で作業を進め、上司や先輩から厳しい指摘を受けたこともありました。そうした経験を通じてあらためて感じたのは、三菱電機は「品質」へのこだわりや「安全」に対する意識が非常に高く、仕事に対して熱い想いを持った人が多いということです。そのマインドは、私自身もしっかりと共有していきたいと思っています。また、私はプライベートで取り組んでいる「ろうあ運動」でプレゼンテーションを行う機会が多いため、資料の作成には自信があります。そのスキルを、業務改善活動のための資料づくりに活かしていけたらとも考えています。それ以外にも、たとえば「障がいのある同僚に、どのように接していけばいいのだろうか」と悩む社員の意見が少なからずあると伺いました。ですから、今後多様性に関する取り組み機会があれば、社内プレゼンテーションや資料づくりでも多様性を尊重する職場づくりに貢献していきたいと考えています。
1日の過ごし方は?
-
06:30
起床
通勤時間は徒歩10分ほどですので、朝はゆとりたっぷりです。出社前の時間を利用して、ろうあ運動の資料作成やニュースのチェックなどを行っています。
-
08:30
出社
出社後は、一日の目標組立台数や安全、品質に関する注意事項について職場全員で確認したうえで、自身の担当業務である製造ライン上での分流コントローラの組み立てを行います。先輩から受け継いだ「品質」と「安全」を胸に、真摯に仕事と向き合います。
-
12:00
お昼休み
冷熱システム製作所は、美味しい社員食堂も自慢のひとつで、私がよく食べるのはボリュームたっぷりの丼物です。午後へのパワーをしっかりとチャージします!
-
12:45
担当業務
製造ライン上での作業のほか、業務改善活動も私の大切な業務です。職場の仲間から「ますます働きやすくなった」と喜んでもらえるよう知恵を絞ります。
-
17:00
終業
基本的には定時で終わりますが、生産台数が立て込む時期は多少残業になってしまうこともあります。
-
18:30
手話サークル
帰宅後は、手話サークルに参加して手話を指導したり、ろうあ運動のための資料をつくったりと、時間を有効に使うよう心がけています。
-
-
06:30
起床
通勤時間は徒歩10分ほどですので、朝はゆとりたっぷりです。出社前の時間を利用して、ろうあ運動の資料作成やニュースのチェックなどを行っています。
-
08:30
出社
出社後は、一日の目標組立台数や安全、品質に関する注意事項について職場全員で確認したうえで、自身の担当業務である製造ライン上での分流コントローラの組み立てを行います。先輩から受け継いだ「品質」と「安全」を胸に、真摯に仕事と向き合います。
-
12:00
お昼休み
冷熱システム製作所は、美味しい社員食堂も自慢のひとつで、私がよく食べるのはボリュームたっぷりの丼物です。午後へのパワーをしっかりとチャージします!
-
-
-
12:45
担当業務
製造ライン上での作業のほか、業務改善活動も私の大切な業務です。職場の仲間から「ますます働きやすくなった」と喜んでもらえるよう知恵を絞ります。
-
17:00
終業
基本的には定時で終わりますが、生産台数が立て込む時期は多少残業になってしまうこともあります。
-
18:30
手話サークル
帰宅後は、手話サークルに参加して手話を指導したり、ろうあ運動のための資料をつくったりと、時間を有効に使うよう心がけています。
-
休日の過ごし方
学生時代からずっと取り組んでいるスポーツが卓球です。和歌山市出身や和歌山市内の学校などに在籍しているアスリートを対象にした「和歌山市スポーツ賞」を受賞したこともあります。これからも仲間とともに続けていきたいですね!
わたしたちの三菱電機オノマトペ
冷熱システム製作所は製造ライン上での組立業務にとどまらず、業務改善活動の立案など、さらなるチャレンジと活躍の機会を与えてくれる職場です。これからも自分にしかない強みや特技を存分に活かしながら、もっと「わくわく」するような挑戦を続けていきたいと思います。

※記事、所属・役職及び写真は取材当時のものです。





三菱電機で知った「ものづくり」の面白さ。そうした製造ライン上の業務に加え、業務改善活動を通じて「もっと働きやすい職場づくり」に貢献できることが大きなモチベーションになっています。