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ウェルビーイング向上ソリューション「CoreAct」の実証実験を福井県庁で実施

2026.10.28

 三菱電機株式会社 DXイノベーションセンターのスクラムチーム「Peace」は、福井県と共同で、非接触のバイタルセンサーを活用したウェルビーイング向上ソリューション「CoreAct」の実証実験を実施しました。

▼実証実験の背景と概要
 自治体では、行政サービスの利便性向上や業務効率化による職員の負担軽減などに向けた自治体DXが進められており、職員一人ひとりのコンディション維持や心理的安全性の高い執務環境づくりが重要な課題の一つとなっています。
 今回の実証実験では、2026年7月6日~8月31日の約2ヶ月間にわたり、福井県庁の職員32名を対象に、各職員のデスクに感情推定センサー「エモコアイ※」を搭載した機器を設置して、各職員の「集中度」「眠気度」「活性度」などの感情推定データを取得しました。取得したデータをCoreActのダッシュボードなどを通じて本人へフィードバックし、自身の状態に関する客観データの可視化によるセルフケアを促すことで、自発的な行動変容や職場環境の改善への効果を検証しました。

※ 人体に電波を送信して心拍変動による反射波との周波数変化を脈信号に変換することで、集中度や眠気度などの人の感情を可視化した「感情推定データ」や体動数、睡眠レベルなどのバイタルデータを取得可能なドップラーセンサー

CoreActのダッシュボード画面

▼実証実験の結果
 実証実験の結果、対象職員の約37.5%が自発的な行動変容を実践したことを確認しました。客観データを踏まえて自身のコンディションを振り返ることで、「集中しやすい時間帯へのタスクシフト」や「意識的な小休憩」、「換気の実施」などの行動変容に繋がりました。

▼関係者コメント
福井県 未来戦略課 ブランド戦略室 主事 一葉 正樹様
「感覚だけで捉えがちだった日々の集中や疲れが客観データとして可視化されたことは、非常に画期的な体験でした。『自分は夕方に集中力が高まるタイプだったのか』といった新たな気づきがあり、職員同士でもコンディションについて自然と会話が生まれる良いきっかけになりました。自治体職員が持続的にパフォーマンスを発揮していくための、新しい職場づくりの可能性を感じています。」

三菱電機株式会社 営業本部 事業推進部 戦略グループ 吉川 ひより
「今回の実証では、可視化した客観データをきっかけに職員の皆様が自ら働き方を工夫する『行動変容』が確認できたことが最大の収穫でした。現場から寄せられた『個人に寄り添ったタイムリーなアドバイスが欲しい』などの貴重な改善要望を反映し、誰もが自然体でいきいきと力を発揮できるソリューションへと進化させてまいります。」

▼今後の予定
 本実証で得られた知見とユーザーからのフィードバックをもとに、個人ごとの最適なワークリズムに合わせたレコメンド機能や、空調・空間設備と連携したオフィス環境の最適化など、ソリューションの高度化に取り組み、「CoreAct」の事業化を目指します。

▼参考情報
 今回の実証実験に関して、福井県の幸福実感の向上を目指す官民共創組織である幸福実感共創ラボ「ふくウェル」の公式noteでもレポートが掲載されていますので、ぜひそちらも合わせてご覧ください。

■幸福実感共創ラボ「ふくウェル」公式note
 自分に合った働き方を見つける 三菱電機と取り組んだCoreAct実証実験
 https://note.com/fukuwell/n/nee776d511cd9

 ※「ふくウェル」公式Noteページへ移動します

 当社が開発中のウェルビーイング向上ソリューション「CoreAct」は、デジタル基盤「Serendie®」におけるスクラム活動から誕生したソリューションです。新規事業創出に向けたアジャイル開発のプロセスについて、ソリューション誕生の背景や事業化に向けた取り組みを以下のインタビュー記事で詳しくご紹介しています。

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