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NASAからレポート 山崎直子飛行士 宇宙へ! スペースシャトル最後の日本人搭乗者となる山崎直子飛行士が、2010年いよいよ宇宙へ!DSPACEでは、打ち上げを見届けにNASAへ向かった「読む宇宙旅行」の林公代さんによる現地レポートをお届けします!見納めになるのか?シャトルの勇姿。そして、もちろん山崎直子飛行士ご本人の様子など、現地から関係者の生の声をご紹介します。

2010年4月4日

200人以上が集まった感謝祭

  • 会場の寄せ書きコーナーがあり、集まった人たちが次々にメッセージを書き込む。
    会場の寄せ書きコーナーがあり、集まった人たちが次々にメッセージを書き込む。
  • 等身大の直子さんを囲む、大地さん(右)と優希ちゃん
    等身大の直子さんを囲む、大地さん(右)と優希ちゃん

4月4日午後、シャトルを間近で見た興奮を抑えきれないまま、次なるイベントに向かう。山崎直子飛行士とご家族が主催する「感謝祭」だ。どんな人たちが集まるのだろう?そして何より、家族の生活を優先し仕事をやめて「宇宙主夫」となった大地さんは、どんな気持ちでこの時を迎えたのだろう。

そんな事を考えながら、海沿いのレストランに到着すると、駐車場に車があふれ、受付には長蛇の列。ひっきりなしに人がやってくる。全体で200人ぐらいいるだろうか。親戚やお友達はもちろん、宇宙飛行士受験仲間、ご近所さん、民間宇宙旅行関係者、ミュージシャン、プレス、友達の友達(!?)などごった煮状態だ。

その人の輪の中に大地さんがいた。さっそく記者に囲まれている。「今まで本当に色々なことがあったけど、ようやくここまで来ることができて報われる気持ち。それも皆さんの支えがあったから。感謝の気持ちでいっぱいです」とすっきりした笑顔。よかったね!

大地さんによると、NASAの家族サポートは素晴らしく、夫婦が何度も会う機会を提供し、十分に別れの時間を過ごすようにできているという。浜辺を散歩して貝殻を拾い、飛行の思い出にしたり(娘さんの優希ちゃんはピンクの巻貝!)、バーベキューパーティーがあったり。「喋りつくして言い残すことはない。最後は、『思う存分楽しんできて』と送りだした。ぼくが大事にしている腕時計を渡したけど、宇宙ではめてくれるかな」

優希ちゃんは、「ママがんばってね。行ってらっしゃい」と声をかけたそう。お友達と遊びたくてたまらないのに取材攻めで可哀そうだったが、最後はパパとしっかり挨拶に立っていた。

「訓練で1年も会えないことがあったから2週間は短い。やっと宇宙に行けると娘は喜んでいます。宇宙から帰ったら家族で旅行に行きたい。」どこに?と聞くと「南極かな。一番宇宙に近いから」(大地さん)。温泉、とかいうかと思ったらなんと南極!大地さんの77歳のお母さんは打ち上げを見に来て、自分も宇宙に行きたいと仰ったそうで、まさにフロンティア精神旺盛な「宇宙家族」なのだ。