春の口福、桜料理を楽しもう

お花見で目を楽しませてくれる桜といえばソメイヨシノが有名ですが、
お祝いの席で飲まれる「桜湯」の花は八重桜、
桜餅を包む葉は大きくて香りのよい大島桜の葉。
いずれも塩漬けして食用にします。
「花よりだんご」派の方は、こちらの桜で舌を楽しませてはいかがでしょうか。

桜風味の蒸しだんご桜風味の蒸しだんご

桜餅とそっくりですが、中身は桜の葉を刻んで加えた鶏ひき肉。
箸を入れると春の香りが立ち昇ります。

【材料(4人分)】

  • 肉だんご
    • 鶏ひき肉…200g
    • 桜の葉の塩漬け…4枚
    • 長ねぎ…1/4本
    • 卵白…1/2個分
    • 片栗粉…大さじ1
    • 塩…小さじ1/4
  • もち生地
    • 道明寺粉…1カップ
    • 食紅…ごく少々
    • 水…1・1/4カップ
  • あん
    • だし汁…1カップ
    • 薄口しょうゆ…大さじ1
    • 酒…大さじ1/2
    • 片栗粉…小さじ1
  • 桜の葉の塩漬け(包み用)…8枚

【作り方】

  1. ①桜の葉の塩抜きをする
    桜の葉(肉だんご用と包み用)はたっぷりの水に1時間ほど浸し、水気をふく。
  2. ②肉だんごを作る
    長ねぎと桜の葉4枚はみじん切りにする。鶏ひき肉に卵白・片栗粉・塩を加えてよく練り混ぜ、長ねぎと桜の葉を加え混ぜる。8等分し、丸める。
  3. ③もち生地を用意する
    鍋に食紅と水を入れて強火でひと煮立ちさせ、道明寺粉を一度に加えて火を止め、蓋をして5分ほど蒸らす。蒸気の上がった蒸し器にぬれ布巾を敷き、道明寺粉を小分けにして並べる。乾いた布巾をかませて蓋をし、中火で10~15分蒸す。
  4. ④蒸す
    もち生地の1/8量で肉だんご1個を包み、桜の葉にのせて包む。蒸気の上がった蒸し器に入れ、乾いた布巾をかませて蓋をし、中火で10~15分蒸す。
  5. ⑤あんを作る
    小鍋にあんの材料を入れて中火にかけ、混ぜながらとろみがつくまで煮る。
  6. ⑥仕上げる
    器に蒸しだんごを盛り、あんをかける。

春のライスサラダ春のライスサラダ

薄紅色のお赤飯に桜の花と彩りのよい野菜を散らしました。
食卓に春を招く、やわらかな風情のサラダです。

【材料(4人分)】

  • 赤飯(レトルト)…3パック(480g)
  • 桜の花の塩漬け…20g
  • きゅうり…1本
  • 黄パプリカ…1/2個
  • 玉ねぎドレッシング
    • 玉ねぎ…1/3個
    • 酢…大さじ3
    • レモン汁…大さじ1
    • マスタード…小さじ1
    • 砂糖…小さじ2/3
    • 塩…小さじ2/3
    • オリーブ油…大さじ3

【作り方】

  1. ①桜の花の塩抜きをする
    桜の花はぬるま湯に10分ほど浸し、軽く水気を絞る。
  2. ②野菜を切る
    きゅうりとパプリカは5mm角に切る。
  3. ③ドレッシングを作る
    玉ねぎはみじん切りにして水にさらし、水気を絞る。ボウルに酢とレモン汁、マスタード、砂糖、塩を入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせる。混ぜながらオリーブ油を少しずつ加え混ぜ、玉ねぎを加え混ぜる。
  4. ④赤飯を温める
    赤飯は電子レンジで表示に従って加熱する。
  5. ⑤混ぜる
    大きめのボウルに赤飯を移し、温かいうちにドレッシングを回しかけ、木べらで切るように混ぜ合わせる。桜の花を加え混ぜ、冷ます。きゅうりとパプリカを加え混ぜる。

桜クッキー桜クッキー

ホットケーキミックスを使った手間なしクッキー。
桜の花の色合いと塩気がアクセントになっています。

【材料(4人分)】

  • ホットケーキミックス…200g
  • バター(食塩不使用)…50g
  • 桜の花の塩漬け…15g
  • 砂糖…大さじ3
  • 卵…1個

【作り方】

  1. ①下ごしらえをする
    バターは室温にもどす。桜の花は軽く水洗いして水気を絞り、2/3量は粗みじん切りにし、残りはざく切りにする。
  2. ②生地を作る
    ボウルにバターと砂糖を入れて泡立て器で白っぽくなるまですり混ぜ、溶きほぐした卵を加えてよく混ぜ合わせる。ホットケーキミックスと粗みじん切りの桜の花を加え、ゴムベラで粉っぽさがなくなるまでザックリと混ぜ合わせる。
  3. ③焼く
    天板にクッキングシートを敷き、生地を大さじ1ずつ1cm間隔で置き、ざく切りの桜の花をのせる。予熱をしておいた170℃のオーブンで10~12分焼く。金網にのせて冷ます。

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