三菱調理家電で作る世界のイベントごはんVol.6 中華ちまき(中国・端午節)三菱調理家電で作る世界のイベントごはんVol.6 中華ちまき(中国・端午節)

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今月のメインビジュアル

中華ちまき

(中国・端午節)

日本で「ちまき」といえば、主に5月5日の端午の節句でおなじみの笹に包まれた和菓子を指します。しかし、その源流と言われる「中華ちまき(粽)」(本来は日本のものが「日式ちまき」という位置づけですが)は中華圏で旧暦の5月5日の「端午節」(新暦での6月頃)に食べられる季節の風物詩でもあります。

この時期になると中華圏ではスーパーなどさまざまなところでちまきが販売されます。「もち米を使い」、「葉で包み」、「蒸すか茹でる」という特徴は共通していますが、具材や味わい、包む葉など、地域によってさまざまなちまきがあります。

中国の北方では小豆やナツメを使った、素朴な甘さの餡のちまきが主流です。なかにはもち米のみで作ったちまきに白砂糖をつけるようなシンプルな味わいもありますし、南方ではもち米のほか、具材として肉や小豆などさまざまなものが加えられます。地域によっては、塩味ちまきの存在感が増し、肉ちまき、なつめちまき、栗ちまき、卵黄ちまきなど具もグッと増えてきます。これら主役級の具材同士の掛け合わせちまきも楽しいもの。

日本人にとってもっともなじみ深いのは、さらに南の台湾のちまきかもしれません。その台湾のなかでも北部ちまきと南部ちまきがあり、ざっくりわけると北部は軽く炒めたもち米に具材を加えて包んで蒸します。一方、南部は生のもち米を具材とともに包み、鍋で茹で上げる。具はどちらも豚肉、鹹蛋(シェンタン。卵を塩漬けしたもの)、栗などを入れますが、油で炒めて蒸し上げる北部のほうがこってり、生の米を葉で包んでから茹で上げる南部のほうがもっちりした仕上がりになると言われています。

端午節には、中華圏全体で様々なちまきが食べられています。北部の冷涼な地域から南部の熱帯にも近い温暖な地域まで、気候・風土に寄り添う作物があり、そうした産品を使ったちまきがあります。地域に思いを馳せながら食べる端午節のちまきは、きっと格別の味わいです。

今回は、三菱調理家電で作る
中華ちまきのレシピを
ご紹介します。

中華ちまき材料(約10個分)

もち米350g

豚バラ肉(かたまり)250g

甘栗(好みで)10個

鹹蛋(シエンタン)の黄身
(好みで・半分に切る)
5個

(A)

長ネギの青い部分
(つぶす)
1本分

ショウガ(薄切り)2~3枚

しょうゆ大さじ1・1/2

大さじ1

砂糖大さじ1/2

オイスターソース大さじ1/2

コショウ適量

五香粉(好みで)適宜

(B)

しょうゆ大さじ1・1/2

オイスターソース大さじ1/2

砂糖小さじ1

笹の葉(幅8~10cm、
長さ30cm
くらいのもの・
洗って水に浸す)
20枚

タコ糸

作り方

下ごしらえをする

もち米は洗ってひと晩水に浸す。
豚肉は10等分に切る。ポリ袋に(A)と一緒に入れてよく揉み、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷蔵庫で3時間~ひと晩漬ける。

もち米に味をつける

もち米はザルに上げて水気をきり、30分ほどおく。ボウルに移して(B)を加え、色が均一になるまで混ぜる。

包む

笹の葉でうつわを作り、もち米、甘栗、豚肉、鹹蛋を入れて、葉の上からタコ糸で縛る。10個巻き上げたら、5個ずつまとめて束にする。

③-1笹の葉は両端を2cmほど切り落とす。

③-2表側のツルツルした方を内側にして2枚を交互に重ねる。

③-32枚の葉を重ねた長さの1/4のところで、上から1cmくらいの場所を支点として内側へと折り曲げる。

③-4逆さの円錐形にしたら、米や具が落ちないようにぴっちりとあわせる。

③-5葉で作ったカップにもち米を大さじ1、甘栗1粒、豚肉1切れ、鹹蛋1/2個を入れ、その上からもち米を大さじ2強入れて軽くおさえる。

③-6笹の葉の余っている部分でふたをするように包み、形を整える。

③-7タコ糸でしっかり縛り、糸を20~30cm残した状態で切る。

③-8巻き上がったちまきを5個ずつ束にしてまとめる。

ゆでる

大きめの鍋にたっぷりの水を入れ【火力8】で沸かす。ちまきを入れてふたをし、【煮込み・火加減2~3】で1時間半ほどゆでる。とり出してザルにのせ、または吊るして水気をきり、あら熱をとる。

鹹蛋(シエンタン)はアヒルなどの塩漬け卵。中華食材専門店やインターネットで手に入る。

豚バラ肉は、赤身が多めのものがおすすめ。

笹の葉はよく洗い、使うまで水に浸しておく。表側のツルツルした方を内側にすると、でき上がりで、葉に米がつきにくくなる。

笹の葉を円錐のカップ状に折る際は隙間ができないよう、ぴっちり合わせる。

縛ったちまきはタコ糸で数個ずつ束ねておくと、ゆでる時やとり出す時に便利。吊るして冷ますこともできる。

ゆでた後は吊るすなどして余分な水気を飛ばし、あら熱がとれてから食べる。

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2021.06.01