
『グレイテスト・ショーマン』
今回レポートをするのは…
※2020年6月より当面の間、おすすめ映画ブルーレイソフトのレビューとなります。
編集部員R(女性)
2021年になりました。2020年は世の中も、自分のライフスタイルも大きく変わり、何が起こるかわからないことを身にしみて感じました。
今回のグレイテストショーマンの主人公、バーナムのように夢や希望をもって突き進みたいですね。
編集部員M(女性)
今年は昨年出来なかったことができるような世の中になるよう願っています。こんな時代だからこそ、大きくても小さくてもいいので、夢を持っていたいですね。夢と言えば今年はまだ初夢を見ていないな…。
M今回のレポートは、2018年に公開された『グレイテスト・ショーマン』です。
R劇場公開当時、映画館で見たことがあり、すごく心躍る映画だったと記憶しています。今回ブルーレイで改めて鑑賞することになりワクワクしています!
M今作は『レ・ミゼラブル』で華麗な歌声を披露したヒュー・ジャックマンを主演に迎え、19世紀アメリカに実在した興行師P・T・バーナムの半生を描いたミュージカルですよね。バーナムの妻チャリティ役をミシェル・ウィリアムズ、相棒フィリップ役はザック・エフロン、そのほか、レベッカ・ファーガソンや、ゼンデイヤなど豪華キャストが揃います。
では早速あらすじをご紹介しましょう。
19世紀半ばのアメリカ。妻と子供たちを幸せにすることを願い、挑戦と失敗を繰り返してきたP.T.バーナム(ヒュー・ジャックマン)は、ついにオンリーワンの個性を持つ人々を集めたショーをヒットさせ、成功をつかむ。しかし、彼の型破りなショーには反対派もいた。若き相棒のフィリップ(ザック・エフロン)をパートナーとして迎え、彼の協力によりイギリスのヴィクトリア女王に謁見(えっけん)するチャンスを得たバーナムは、そこで美貌のオペラ歌手ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)と出会う。彼女のアメリカ公演を成功させ、一流のプロモーターとして世間から認められようとするバーナムだったが…。

Mもうオープニングからググっと作品の世界に引き込まれてしまいました。ミュージカルというと少し会話が不自然に感じることがあったのですが、どのシーンも感情がそのまま曲になったようで、違和感なく自然にストーリーに入っていけました。
Rそれもそのはず、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主題歌賞を受賞したベンジ・パセック & ジャスティン・ポールが劇中のミュージカルナンバーを手掛けているんです!キャストの心情、状況が音楽とマッチしていて、どの曲も素晴らしかったですよね。中でも「This Is Me」という曲は、一度はテレビ番組などで聴いたことがある方も多いのではないでしょうか。
Mまさにその一人です。(笑) あんなに胸を打つ曲だったなんて今回観るまで知りませんでした。映画はP.T.バーナムのショーのワンシーンから始まり、子供時代へと場面が切り替わり物語が進んでいきます。幼いころから夢見がちなバーナムは、貧しい生活ながらもたくましく成長していきます。
R幼少期のおかれた立場から、とにかく貪欲に名声や成功のために突き進むバーナムに途中危なっかしさを感じるシーンもありましたが、そのバイタリティーはすさまじく、尊敬できる部分もたくさんあるなと感じました。時代背景は19世紀半ばですが、現代でも多くある差別や、階級社会の中、彼がそこまで貪欲になれたのはやはり、妻や娘たちを“幸せにしたい”という深い愛が根底にあったからなんですよね。
Mそうですね。それに気づかせてくれたショーの仲間たちもいつしか家族のような存在になっていきます。そんな登場人物たちの繊細な心の動きや情熱が、圧巻の歌とパフォーマンスによって表現されています。
R劇中に全9曲の楽曲が使われていますが、私は「The Greatest Show」と「Come Alive」が好きで、今回サウンドトラックをダウンロードしてしまいました。
M「The Greatest Show」 はまさにオープニングでも流れるあの曲ですね。Rさんは映画館でもご覧になったそうですが、私もあの大画面と大音量の中この映画を観たかったです!!今更ですが(笑)
Rたしかに、あの迫力あるパフォーマンスを映画館で観られたのは良かったです。けれどブルーレイには映画館では観られない特典映像があるじゃないですか!100分を超える映像が収録されていて、パフォーマンスリハーサル風景などとても興味深かったです。他にも、この映画の制作決定の大きな後押しとなった「This Is Me」のメインシンガー、キアラ・セトルのオーディション風景や、スタッフ、キャストの曲にかける思いなどたっぷりで、とても見応えがありました。
M私もキアラの歌う姿には涙が出ました。その場にいた人たちを感動の渦に巻き込んで一緒に歌い上げる彼女は、ただテクニックで歌が上手いのとは別物でしたね。
R歌以外にも、ダンスの振り付けは1人最低でも10週間のリハーサルを積んだそうですよ。10週間も?!と思う方もいるかもしれませんが、個人的には10週間であれほどのダンスや歌を完成させれらることに驚きました!
Mさすがプロフェッショナルですね。特典映像での監督、スタッフ、キャストの全員が良いものを作ろうと努力、成長し、絆を深めていく姿をみた後は、より深く作品を理解することができた気がします。そして、もう一度本編を観たくなるんですよね。
R見終わった後は、気持ちがすっきり自然と笑顔になる、そんな映画です。
Mそうですね。今のようなこの大変な世の中でも、考え方ひとつで人生は夢のように無限の可能性を秘めているんじゃないか、と思わせてくれる不思議な力がこの作品にはあるような気がします。
R2021年のスタートは、夢や心が躍りだす『グレイテスト・ショーマン』で明るい気持ちになってみてはいかがですか。
M最高のミュージカル、圧巻のエンターテイメントショーをぜひご覧ください!
次回もお楽しみに!
2021.01.20


