ごく普通の映画好き編集部員による試写会レポート

第84回
『007/カジノ・ロワイヤル』

今回レポートをするのは…

※2020年6月より当面の間、おすすめ映画ブルーレイソフトのレビューとなります。

編集部員R(女性)

暖かくなったり寒くなったり春が近づいてきました。おうちにいる時間が増えたので家の中でも季節を感じられるような模様替えやお花を置いてみようかなと思っています。季節の旬な食べ物を使った料理の腕も上げたいものです。

編集部員M(女性)

外出時のマスクがかかせない昨今ですが、つい最近外を歩いているときにマスク越しに春の香りがして、季節の移り変わりを感じました。
花粉症さえなければ、とても気持ちのいい季節ですね。

M今回のレポートは、2006年に公開された『007/カジノ・ロワイヤル』です。

R007と言えば、ジェームズ・ボンドとボンドガールがあまりにも有名で、世界中で愛され続けているスパイ映画シリーズですね。今回はイアン・フレミングによる最初の原作を元にした第21作で、6代目ジェームズ・ボンドにシリーズ初となる金髪碧眼のダニエル・クレイグが起用され話題にもなりました。

M監督は第17作『ゴールデンアイ』以来の再登板となるマーティン・キャンベルが務めます。
では、さっそくあらすじをご紹介しましょう。

あらすじ

暗殺の仕事を2度成功させたジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は“00(ダブルオー)” の地位に昇格。さらに最初の任務で、世界中のテロリストの資金運用をしているル・シッフル(マッツ・ミケルセン)の存在を突き止める。高額掛け金のポーカーで資金を稼ごうとするル・シッフルと勝負するため、モンテネグロに向かうボンドの前に、国家予算である掛け金1,500万ドルの監視役として財務省から送り込まれた美貌の女性ヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)が現れる。

M私は、実際に「007」シリーズ作品を観たのは初でした。007の00(ダブル・オー)とは、イギリス情報局秘密情報部、通称MI6のメンバーのうち、被疑者を殺しても不問に付されるという殺しのライセンスなんですね。恥ずかしながら初めて知りました。そして世界中で愛されている理由もわかった気がします。ジェームズ・ボンド、とにかくかっこいいですね。Rさんはいかがでしたか?

Rはい。物語はジェームズ・ボンドが007の称号取得前の描写から始まります。オープニングからスパイ映画ならではの銃撃シーン。もちろんスタントアクション全開だとは思っていましたが、今作はまさかカジノでの心理戦でテロリストの資金を絶つ任務もあったとは…007としての仕事も多岐にわたりますね。そしてダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドのスタントと肉体美には驚かされました

M「007」シリーズは限界に挑んだアクション・シーンも有名ですよね。ですが、ボンド役の俳優が実際にアクションを演じることはあまりない中、ダニエル・クレイグだけは例外だったようです。撮影当時、彼は37歳ということでそこまで若くはないのですが、パルクールのような軽快な身のこなしとスリル満点のアクションシーンは必見です!

Rブルーレイの特典映像にはスタント撮影オフショットも含まれていましたが、命綱があるとはいえ極力出演者自身で撮影していてビックリしました。特に高い場所での格闘シーンは、高所があまり得意ではない私は映像だけでも足がすくんでしまいました。
他にも、スタントシーンのどこかに、当時ギネス世界記録に認定されたシーンがあるんですよ。これも特典映像に収められていますので、どこのシーンか気にしながら観てみてくださいね。

M映画の裏側や撮影秘話を知ることができるのも、ブルーレイならではの楽しみ方ですね。

Rはい。そして、ジェームズ・ボンドと言えば忘れてはならないのが、ボンドガール!新シリーズが発表されるたびに話題となりますね。今作では、ヴェスパー・リンドとしてフランスの女優エヴァ・グリーンが演じ、その年の英国アカデミー賞でライジング・スター賞を受賞しています。

M劇中では知的かつ、妖艶な演技が際立っていました。ボンドを虜にしてしまうのも納得の美しさで、女性の私でも惚れ惚れしてしまいました。ただ、美しいだけではなく彼女はストーリーにさまざまな影響を及ぼします…。

Rそうなんですよね。あまり詳しくは言えませんが、ボンドガール含め、登場人物たちの駆け引きや裏切り、愛、など多くの謎がちりばめられていて最後の最後まで目が離せない展開となっています。

Mそしてなんと今年は、昨年延期となっていた最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が公開予定です。ダニエル・クレイグも最新作をもってジェームズ・ボンド役を卒業することが発表されれおり、まずはこの『007/カジノ・ロワイヤル』からストーリーをおさらいするのもおススメです。

R他にも、なかなか海外へ行くことができない今、映画の舞台ともなっているモンテネグロ、チェコ、イギリス、バハマなど世界各地の美しい街の映像も堪能できますよ。次回、海外旅行へ行く夢も膨らみますね。

M007としてジェームズ・ボンドが成長していく“大人の洗練されたスパイアクション映画”を、ぜひご覧ください!

次回もお楽しみに!

2021.03.16

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