高効率インバーター技術を開発。
最先端のパワーエレクトロニクス機器ニーズに応えます。
概要
従来のパルス幅変調(PWM)方式インバーターに代わる、高効率な「階調制御型インバーター」を開発しました。
直流電圧が異なる複数のインバーターを直列接続することにより、正弦波の電圧波形が出力可能。
無停電電源装置(UPS)や瞬時電圧低下保護装置など、正弦波電圧出力が必要とされるパワーエレクトロニクス機器に最適です。
技術ポイント
瞬低保護装置など、世界で初めて※1実用化に成功
世界で初めて「階調制御型インバーター」を用いた瞬低保護装置、無停電電源装置、太陽光発電用パワーコンディショナ、レーザ加工機用電源を製品化しました。
正弦波電圧を出力でき、機器の小型化を実現
疑似的な正弦波電圧の出力を実現。高調波電圧成分除去用のフィルター回路を小型化し、機器の軽量化を可能にしました。
省スペース、軽量化が求められる電源装置への応用研究を進めています。
スイッチング損失を抑え、電力変換効率が向上
使用するパワーデバイスのスイッチング損失を低くできるため、電力変換効率の高い機器を実現可能です。
複数のインバーターが電圧を分担するため、より低耐圧で低コストなパワー半導体の適用が可能になります。
※12015年6月現在