AIが書類の不備を自動的にチェック。
書類作業の負荷を大幅に低減します。

MaisartMaisart関連技術「Maisart」

研究ジャンル

  • 暮らし

研究の目的・特長・期待する効果

  • 快適

概要

当社AI技術「Maisart®(マイサート)※1」を用いて、バックオフィス(主に書類管理の対応をしている部署)や窓口業務での書類作業を効率化し、作業量を1/5に低減する「金融バックオフィスの自動化」を開発しました。

今回開発したのは、郵送で受領した書類などに対応する「書類自動不備チェック/自動登録」と窓口などの顧客による書類記入を支援する「書類記入ナビゲーション」の2つの機能です。

バックオフィスの方にとって、書類作業の負荷が高いという課題がありました。また、銀行や役所等で記入が必要な書類が多く、混乱した経験がある方も多いと思います。今回の技術は書類を管理する方、作成する方の双方にとっての負荷低減に貢献します。

金融バックオフィスの自動化

技術ポイント

「書類自動不備チェック/自動登録」機能

多種・大量の書類をチェックしなければならないバックオフィス等の部署において、最初に種類ごとに書類を仕分けする作業をAI化することで、作業負荷を軽減できます。

「書類自動不備チェック/自動登録」機能では、書類を抽象的に捉え、その特徴量をカメラで取得し、「Maisart」のディープラーニングによって判定するという書類の仕分けを実施します。

これにより、口座開設申請書、住所変更申請書などの書類を仕分けた上、カード添付がない、お届け印がないといった不備のある書類と、不備がなく正常な書類を、自動で分類することが可能です。さらにこの機能では、書類の登録も自動で行います。

「書類記入ナビゲーション」機能

「書類記入ナビゲーション」機能では、銀行や役所の窓口等での顧客による書類記入を支援します。この機能は、書類の特徴量をカメラで取得し、口座開設申請書、住所変更申請書などのいずれかに判定した上で、記入すべき箇所、記入に不備のある個所をプロジェクションマッピングで指摘します。

またこの機能が書類やカードの特徴量を正確に把握しているので、もし書類を動かしたとしても所定の箇所をプロジェクションマッピングで追従することができます。

仕分けから確認までの作業を1/5に低減

「金融バックオフィスの自動化」の技術により、書類の仕分けから、記入内容のチェック、データ登録、確認までの作業全体にかかる時間が1/5に軽減できることを実測により確認しました。

「書類自動不備チェック/自動登録」機能、「書類記入ナビゲーション」機能ともに演算量が少なく、パソコン等で用いられている汎用プロセサでの実施が可能であり、導入が容易なため普及が見込めます。

従来もテンプレートマッチングなどの技術により、同様の機能は可能でしたが、膨大なプログラミング作業が必要でした。

今回、「Maisart」のディープラーニングを適用することで、膨大なプログラミング作業が不要となりました。書類作業による負荷低減を通して、快適で活力ある社会の実現に貢献します。

※1Maisart(マイサート):Mitsubishi Electric's AI creates the State-of-the-ART in technologyの略
全ての機器をより賢くすることを目指した当社のAI技術ブランド

「Maisart」は三菱電機株式会社の登録商標です。