共通基盤技術・その他

コンパクトなGAN

少ない演算量、メモリー量でAIの学習用画像を生成。
ノートパソコンなどでも効率的な画像生成を実現します。

概要

コンパクトなGAN

GAN(Generative Adversarial Network)とはAI技術の一つで、画像を生成するAIと、その画像が本物かどうかを見分けるAIが競い合いながら教師なしで学習していくことで高品質な画像を生成ができるようになります。しかし膨大な画像を効率的に生成したり、画像変換を高速で実行したりするため、大規模な計算機が必要になるという課題がありました。

今回、このGANにおいて当社AI技術「Maisart®(マイサート)※1」を進化させることにより、演算量とメモリー量を10分の1※2に削減した「コンパクトなGAN」を世界で初めて※3開発しました。これによりノートパソコンなどでも効率的なAI学習用の画像生成が可能となります。

ニュースリリース

2019年1月31日 「コンパクトなGAN」を開発(PDF:312KB)新しいウィンドウが開きます

技術ポイント

GANにおける画像生成AIの演算量とメモリー量を10分の1に削減

画像を生成するAI(画像生成AI)は通常、多層のニューラルネットワークで構成され、膨大な演算量とメモリー量を必要とします。

今回、生成画像の品質を左右するニューラルネットワーク各層の重要度を評価するアルゴリズムを開発しました。大きな影響を与える層と、そうでない層を判別することで不要な層を間引き、生成画像の質を同程度に維持したまま、画像生成に必要な演算量とメモリー量を従来の10分の1に削減することに成功しました。

AIのための学習用画像準備コストを削減

画像認識を行うAIの学習には、場合によっては数万から数十万枚に及ぶ膨大なバリエーションの画像が必要であり、データ収集に要する人件費や時間といった準備コストが課題でした。

今回開発した技術では、大規模な計算機がなくてもノートパソコンなどで高速に画像を生成できるため、AIのための学習用画像の準備コストを大幅に削減できます。

  • ※1Mitsubishi Electric's AI creates the State-of-the-ART in technologyの略。
    全ての機器をより賢くすることを目指した当社のAI技術ブランド
  • ※2学術論文などで世間に公開されているGANを当社で再現したものと比較。
  • ※32019年1月31日現在、当社調べ。
  • 「Maisart」は三菱電機株式会社の登録商標です。

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