海水の水柱がアンテナになる
新技術「シーエアリアル®」。

技術紹介

三菱電機は海水を空中に噴き出し、その水柱をアンテナとして利用する「シーエアリアル®」を開発。海水を使ったアンテナとして世界で初めて地上デジタル放送(フルセグメント)の受信実験に成功しました。

アンテナの大きさは送受信する電波の周波数によって決まります。低い周波数の電波ほどアンテナが大きくなり、大規模な施設が必要です。「シーエアリアル®」は海水とポンプさえあれば、必要な場所で必要なときに必要な大きさのアンテナを設置できるため、災害時の通信システムやイベント時の臨時アンテナに利用できます。またコンパクトで運びやすいため、船の通信アンテナなどの幅広い用途で活用が見込めます。

金属製アンテナに匹敵する高いアンテナ性能を実現した「シーエアリアル®」。海水をアンテナにするというユニークなアイデアと、それを実現した高い技術力がさまざまな方面で注目を集めています。

2016年1月現在(当社調べ)。

災害時の通信システムに イベント時の臨時アンテナに

システム構成