


2022.03.24
¡Hola, mucho gusto! 皆さんはじめまして! メキシコのMitsubishi Electric Automotive de Mexico.S.A. de C.V.(以下、MEAX)で勤務をしている宮本 文哉と申します。
これから4回にわたり、メキシコ、MEAX、また海外での生活・勤務について、ご紹介いたします。
まずは簡単に私の自己紹介をさせていただきます。
私は2016年に三菱電機に入社し、兵庫県にある姫路製作所総務部人事課に配属されました。姫路製作所は三菱電機の自動車機器事業を牽引している工場で、各種車載機器を製造しており、その中で私は新卒・経験者採用、異動・考課、労働時間管理等の様々な人事関連業務に従事してきました。
生まれも育ちも北海道で、就職するまで北海道を出たことのなかった私としては、同じ国内であっても姫路という新天地で生活・勤務することはすごく新鮮であり、また多くの従業員と関わる人事の業務はとてもやりがいのある仕事です。
姫路にて約5年間勤務した後、昨年の8月に当社海外OJT制度を活用し、MEAXに赴任しました。
MEAXは同じく車載機器を製造している製造拠点であり、自動車の発電機(オルタネータ)、始動機(スタータ)、カーナビゲーションなどを生産しています。
客先は主にカーメーカーとなりますが、海外メーカーはもちろん、昨今多くの日系企業がメキシコに進出していることから日系のメーカーも多く、幅広いお客様と取引をさせていただいています。
工場稼働から約8年とまだまだ若い会社であり、勢いのある拠点です。
MEAX 外観
そんなMEAXの人事課で私は勤務していますが、そもそもメーカーの人事が海外の製造拠点に行って何するの? と感じられる方も多いと思います。
今回私が派遣された主なミッションはMEAXにおける人事処遇制度の見直しです。人事処遇制度というのは給与や賞与、役職など従業員の"処遇"に関わる部分を取り決めている規則であり、事業環境、労働環境、如何に公平性・納得性を担保するか・・・等々を勘案しながら、構築していく必要があります。
こういった制度の構築に限らずですが、採用、各種社内イベント、研修、福利厚生など、多岐に渡る人事業務を進めていく上で、日本の制度をそのまま適用することは出来ず、メキシコの労働事情、法律、メキシコの文化・慣習などを踏まえた、現地に適した制度とする必要があるため、これら人事業務に関して日本での経験も活かしつつ、どうすればより良くなるのか、MEAX従業員のモチベーション向上につながるのかを現地メンバーと密にコミュニケーションを取りながら、日々業務に当たっています。
言葉の壁や文化の違いに苦労することも多々ありますが、異文化に触れることのできる面白み、自身の意見が反映されていくやりがいを感じることが出来、非常に貴重な経験となっています。
また、生活面でも当然ながら日本と勝手が違うことも多いのですが、細かいことを気にしない気質なのか、とにかく豪快な印象を受けています。
MEAXが位置しているケレタロ州は標高が高く、山などの自然が豊かですが、日本では絶対に入れないだろうというような山や滝に現地ガイドのもと間近まで入り込むことができ、メキシコのスケールの大きさ、懐の深さを感じる日々を送っています。
MEAXが位置するケレタロ州にあるペニャ・デ・ベルナル (Peña de Bernal)という一枚岩。現地ガイドのもと、高さ433メートルを頂上までロッククライミングしました!
ペニャの麓にあるカラフルさが特徴の教会
今後本ブログにて海外勤務ならではのやりがいや面白み、海外生活の一幕をご紹介していきたいと思っておりますので、少しでも皆様の理解が深まれば幸いです!
では、¡Hasta luego!