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Factory Automation

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IU2シリーズ

1.エアコン用リモコンの特性波形判定

装置の構成

装置の構成

装置の概要

装置の概要

エアコン用リモコンの出荷検査装置です。リモコンはボタンが押されると所定のデータフォーマットに従って信号を出力します。この信号をMELQICに取り込み、解析することにより、押したボタンに対応した信号を受信したかどうかの判定、波形のバラツキ判定などを行います。また、データフォーマットは、リモコンの機種等により異なる場合があるため、良品サンプルから判定用のマスタデータを取得しています。リモコンからの信号を受光センサで検知し、0-5Vのアナログ信号としてアナログ入力ボードに取り込みます。取り込んだアナログ入力信号についてON時間/OFF時間などの解析をし、合否判定をします。アナログ入力ボードIU2-18EAD-100Hは、最高1μsの高速データ集録が可能であり、これは、右図のような波形の解析に対して、充分に速いサンプリング速度です。また、変数グラフを用いて集録した波形を表示させることも可能です。
判定開始ボタンなどのスイッチ類の入力や、検査治具への出力は、汎用入出力ボードIU2-32EDIO-CPTRを用いています。

処理の流れ

処理の流れ

お客さまの声

お客さまの声

  • 波形比較をする専用機器を使おうか、マイコンボードを製作しようか悩んでいたところでMELQICに出会いました。MELQICならプログラムにより、波形比較以外のこともできるし、汎用品なので、安心して採用しました。
  • 波形集録のプログラムは、データ集録ファンクションブロックの定石回路をそのまま使い、簡単に波形取り込みが実現しました。はじめてのMELQICのプログラムでしたが、1週間でデータ集録、波形表示までできました。
  • 一度装置全体を組み上げてから、判定時間の短縮に取り組みました。フローチャートを組み直したり、設定を変えたりして、最終的に判定時間10秒以下が達成できました。
  • 次のステップとして、判定結果やデータをLAN経由で上位のパソコンに取り込み、品質管理を行う仕組みを構築しようと検討をすすめています。