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Factory Automation

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IU2シリーズ

3.クラッチの動作特性の解析・判定

装置の構成

装置の構成

装置の概要

装置の概要

電磁クラッチの吸引電流、吸引時間、釈放電流、釈放時間などを測定します。
電磁クラッチに定格電圧を与え、それによりワークに流れる電流を電圧に変換した後MELQICに取り込み、その波形があるレベルに達するまでの時間、ピーク点に達するまでの時間等を解析し、規格値と比較して合否判定を行うものです。高速サンプリングして波形を集録する必要があるため、MELQIC本体はIU2-4M10HAを選択しています。
集録する波形は電磁クラッチの機種により異なりますが、代表的なものを右図に示します。入力電圧は-50V ~ +24V程度になりますので中継BOX内で分圧してMELQICに取り込んでいます。波形の取り込みや解析処理は、定石回路に従い簡単にプログラミングしています。

処理の流れ

処理の流れ

お客さまの声

お客さまの声

  • これまでは、技能者がオシロスコープを操作して波形の目視で判定していました。MELQICを使った装置を製作したことで、作業者の選任にも幅ができました。また、判定が自動化されたことで、作業ミスもなくなりました。
  • オシロスコープを使う必要がなかったので、その分の費用がうきました。
  • 高速のアナログ信号を取り込み、それを解析する必要があったが、簡単にプログラムできました。だいたい4日くらいでできてしまいました。基本的な機能はFBにまとめられているので、その分のめんどうな部分の作り込みが減ったためだと思う。
  • 図を描くようにプログラムできるので、設計、生産技術、品質管理の部門間でコミュニケーションをとることができた。今後は現場のオペレータも含めて打ち合わせを行っていきたい。