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Factory Automation

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MELSERVO-J4 Solutions vol.07 安全監視機能を使用したライン

現場の課題はこれで解決!

現場の課題 課題1 課題2

安全監視機能を使用したライン

解決1

モーションCPUの安全信号監視機能を使用した場合
モーションCPUとシーケンサCPUで独立して2重に安全監視しています。 iQ Platform上に一般制御と安全制御を混在でき、安全システムをシンプルに構築することができます。ライトカーテン、非常停止ボタンなど複数点の安全信号監視が必要なシステムに適しています。

解決1図
  • 機能 STO,SS1,SS2,SOS,SLS,SBC,SSM
  • 安全信号ユニットQ173DSXYの仕様
  点 数 内 容
入力信号 20点×2系統 ユーザ用安全信号
出力信号 1点×2系統 遮断信号
11点×2系統 ユーザ用安全信号
参考:サーボアンプで実現できる機能

セーフティロジックユニットMR-J3-D05を使用した場合

解決1図

セーフティロジックユニットMR-J3-D05はSTO機能とSS1機能を内蔵し、サーボアンプ2台分の安全入出力信号を持っています。
SS1機能を使用する場合に最適です。

  • 機能 STO,SS1
  • セーフティロジックユニットMR-J3-D05の仕様
  点 数 内 容
入力信号 2点×2系統 ユーザ用安全信号
出力信号 4点×2系統 動力遮断出力

*1. STO機能により2個の電磁接触器を削減できます。 ただし、この図では、アラーム発生時の電源遮断用に、電磁接触器を1個取り付けています。

サーボアンプの安全機能を使用した場合

解決1図

サーボアンプMR-J4-BはSTO機能に標準で対応しています。ライトカーテンなど1点だけを使用する場合に最適です。

  • 機能 STO
  • サーボアンプMR-J4の仕様
  点 数 内 容
入力信号 1点×2系統 ユーザ用安全信号
出力信号 1点×2系統 動力遮断ステータス

*1. STO機能により2個の電磁接触器を削減できます。 ただし、この図では、アラーム発生時の電源遮断用に、電磁接触器を1個取り付けています。

解決2

速度監視機能(SLS)はモータ速度が安全速度となっていることを監視する機能です。
指令速度とフィードバック速度を安全速度と比較することにより安全速度を保証しています。異常時、STOまたはSS1により動力を遮断します。

解決2図

モデルシステム

機器構成アプリケーション

機器構成

シーケンサCPU:Q06UDEHCPU モーションCPU:Q172DSCPU サーボアンプ:MR-J4-B
GOT:GOT1000シリーズ 安全信号ユニット:Q173DSXY サーボモータ:HG-SR
基本ベース:Q35DB 入出力ユニット:QX40、QY40P  

※1:モーションコントローラ、サーボアンプは安全カテゴリ3, PLd, SIL2に対応しています。
装置のリスク分析結果にもとづき適用可否や追加の安全方策を検討してください。

立ち上げ手順

手順1

安全信号ユニットを使用した場合の安全システムを配線する例を示します。安全信号となるライトカーテンの信号はCPUに配線し、安全信号ユニットからの動力遮断信号はサーボアンプのSTO端子に配線します。

※この接続例はEN ISO 13849-1カテゴリ3PLdに適合しています。

下向き矢印

手順1-図

手順2

システム構成画面でサーボアンプ、サーボモータの設定をします。

下向き矢印

手順2-図

手順3

安全信号監視パラメータでは安全信号ユニットの使用台数などを設定し、速度監視パラメータでは速度監視軸番号や安全速度などを設定します。

手順3-図