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Factory Automation

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MELSERVO-J4 Solutions vol.11 自動走行台車

現場の課題はこれで解決!

自動走行台車イメージと動作フロー
現場の課題 課題1:包装の品質を安定させたい。 課題2:機械の衝撃を抑えつつ、タクトタイムを短縮させたい。 課題3:安全システムを構築したい。
モデルシステム
≪機器構成≫
シーケンサCPU:R04CPU シンプルモーションユニット:RD77MS4 サーボアンプ:MR-J4-B-KJ
基本ベース:R35B エンジニアリング環境:MELSOFT GX Works3 サーボモータ:HG-SR, HG-KR
電源ユニット:R63P
現場の課題を解決!
解決1:フルクローズド制御 モータエンコーダと機械端エンコーダの組み合わせによる高応答かつ、高精度な位置決め!
運転中はサーボモータ端、停止時は機械端に切り換えて位置制御するため、ゲインを高く設定することができます。
整定時間の短縮化とともに駆動部のスリップの影響をなくすことができ、高精度な位置決め制御が可能です。
解決2:マスタ/スレーブ運転 1軸分の位置指令で多軸同時運転!
MR-J4-Bは、ドライバ間通信によりマスタ軸からスレーブ軸に同じトルクデータを送信可能なため、シンプルモーションの同期制御を使用せずに多軸同時運転ができます。
シンプルにシステムを構築でき、立ち上げ時間の短縮が可能です。
解決3:ファンクションブロック(FB) GX Works3 のファンクションブロックで位置決め制御!
MELSOFT GX Works3のユニットFBにより、シーケンサCPUから位置決め制御やアドバンスト同期制御などのモーション制御を実行し、簡単にプログラミングできます。
機械の立ち上げを速やかに実現できます。
立ち上げ手順!
手順1:フルクローズド制御の設定
軸1のサーボパラメータにフルクローズド制御の電子ギアを設定します。
手順2:マスタ/スレーブ運転の設定
マスタ軸、スレーブ軸に対応したサーボパラメータを設定します。
手順3:ファンクションブロックによるプログラミング
当社が提供するユニットFBや登録FBから、必要なFBをエディタ画面にドラッグ&ドロップするだけで、簡単にプログラムが作成できます。

サーボシステムの特長

フレキシブル:DC電源入力対応サーボアンプ
DC電源*入力仕様のサーボアンプMR-J4-B-KJに、バッテリ駆動などで直接DC電源を供給することにより、給電ケーブルでの引き廻しが不要となります。
  • * サーボアンプの定格名板に記載されているAC入力電源電圧を整流したものを、制御回路電源入力と主回路電源入力に使用できます。
      √2×AC200V~√2×AC240V(DC283V~DC340V)
    DC電源入力仕様のサーボアンプについては、営業窓口にお問い合わせください。
高安定性:トルクリップルを低減
モータ極数とスロットの組合せの最適化により、トルクリップルを大幅に低減。トルクリップルの影響を受け易い低速運転においても滑らかに駆動し、安定性が向上します。
  • * 400Wの場合です。
アドバンストワンタッチチューニング:各種調整もワンタッチでスピーディに完了!
ワンタッチチューニング機能をオンするだけで、機械共振抑制フィルタ、アドバンスト制振制御Ⅱ、ロバストフィルタを含めたサーボゲイン調整が完了。リアルタイムオートチューニングでは必要だった応答性の設定も、自動で実施します。