執行役社長 杉山 武史 執行役社長 杉山 武史

2020年度(2021年3月期)の景気は、中国では、景気対策の効果もあって公共投資を中心に固定資産投資が持ち直すなど、回復傾向が継続しました。また、日本、米国、欧州などでは、第1四半期に新型コロナウイルス感染症の影響深刻化による大幅な景気減速がみられたのち、個人消費は感染拡大の状況等により回復ペースにばらつきはあるものの、企業部門は総じてみれば持ち直しました。

かかる中、三菱電機グループは、これまでの事業競争力強化・経営体質強化に加え、自らの強みに根ざした成長戦略の推進に、従来以上に軸足を置いて取り組んでまいりました。

この結果、2020年度の売上高は、前年度比6%減収の4兆1,914億円、営業利益は、前年度比11%減益の2,301億円(営業利益率5.5%)となりました。

今後は、新たな中期経営計画における2025年度財務目標の 「連結売上高5兆円」「営業利益率10%」「ROE10%」「キャッシュ・ジェネレーション3.4兆円/5年」を達成すべく、更なる価値の創出に取り組んでまいります。

三菱電機グループは、多様化する社会課題に対し、ライフ、インダストリー、インフラ、モビリティの4つの領域において、当社の強いコアコンポーネントに、豊富なフィールドナレッジ、先進的デジタル技術を掛け合わせ、当社ならではの統合ソリューションを提供していくことで、「持続可能な地球環境と安心・安全・快適な社会の実現」をはじめとする価値創出をより一層推進してまいります。

持続的成長に向けては、事業ポートフォリオ戦略の強化による収益力向上を図るべく、重点成長事業と位置付ける「FA制御システム」「空調冷熱システム」「ビルシステム」「電動化/ADAS(*1)」「パワーデバイス」の5つの事業に対し経営資源を戦略的に投入し、収益力や成長性の高い事業へのリソースシフトを進めてまいります。あわせて、社会構造や顧客価値の変化に対応したオープンイノベーションの推進、新分野・新技術の取り込み、シナジーの追求等による新事業の創出や付加価値の高い「データ連携・活用型」への注力を含むソリューション事業の拡大を推進してまいります。

株主・投資家の皆さまにおかれましては、引き続きご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

執行役社長

杉山 武史

2021年6月29日

  • *1ADAS:Advanced Driver Assistance System/先進運転支援システム

企業理念

私たち三菱電機グループは、
たゆまぬ技術革新と
限りない創造力により、
活力とゆとりある社会の実現に
貢献します。

私たちの価値観

  • 信頼
    社会・顧客・株主・取引先、及び共に働く従業員との信頼関係を大切にする。
  • 品質
    社会と顧客の満足が得られる製品・サービスを最高の品質で提供する。
  • 技術
    技術力・現場力の向上を図り、新たな価値を提供する。
  • 倫理・遵法
    社会規範及び法令を遵守し、高い倫理観を持ち行動する。
  • すべての人の安全・健康に配慮するとともに、人の多様性を理解し、人格・人権を尊重する。
  • 環境
    自然との調和を図り、地球環境の保護と向上に努める。
  • 社会
    企業市民として、より良い社会づくりに貢献する。

コミットメント

Changes for the Better

"Changes for the Better"は「常により良いものをめざし、変革していきます」という三菱電機グループの姿勢を意味するものです。私たちは、ひとりひとりが変革へ挑戦し続けていく強い意志と情熱を共有し、『もっと素晴らしい明日』を切り拓いていくことをお約束します。