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読む宇宙旅行

2010年6月 vol.2

2010年2回目の月食をISSと。雨の場合はツイッターで。

2007年8月28日の部分月食(提供:国立天文台)

2007年8月28日の部分月食(提供:国立天文台)

 夜毎のサッカー観戦、劇的な勝利に盛り上がっていますね。宇宙にあるサッカー場、といえば国際宇宙ステーション(ISS)(無茶振りですね、ゴメンなさい!)。6月26日(土)、午後8時前、全国的にISSがよく見える。さらに部分月食も! 梅雨の真っ最中ではあるけれど、月は全天一の明るさだし、ISSは、ほぼ完成型で金星に近いぐらいの明るさで、かなりはっきり見える。曇り空なら是非トライしてみて。

先月5月16日、金星と月が大接近して夜空に煌めいたときにも、ISSが通過したのを見た。さらにこの時はスペースシャトルがISSにドッキングする前で、ISSを追いかけている様子を目撃。ISSには野口飛行士が滞在中だった。人間が作った人工物が星のように空を駆け抜け、その中では一生懸命仕事をしている人たちがいる。思わず「野口さ〜ん」と呼びかけて、子どもと2人手を振っていた。(ISSを見る人はみんな思わず手を振ってしまうらしい)。西の空に金星と三日月。北から南に駆け抜けるISSとシャトル。もちろん金星や月とISSとの距離はまったく違うけど、地上から見ると同じ空の星に見えるって感動的ですよ。

 今年、2010年は1月1日にも部分月食が見られ、6月26日は2回目。東〜南東の低い空が見られる場所で月を探そう。今回見逃しても更に12月21日に、今年3回目の月食が見られる「月食の当たり年」だ。12月は皆既月食である。月って満ち欠けしているから、月食と聞いてもピンと来ないかもしれない。だが、月食は常に満月の日に起こる。太陽―地球―月の順番に並ぶと満月なのだが、この3つの天体を横から見たとき一直線に並ぶと月食となり、一直線に並ばず月が北か南に少しずれると月食にならない。月は微妙に位置を変えながら地球の周りを回っているのですね。今回は19時16分に欠け始め、食の最大となる20時38分頃に約半分の月が欠ける。つまり、一晩で欠けていく月が見られる。月を食べているのは、地球だ。(一部の地域では、月食開始時に月が地平線の下にあり、月が昇ってきた時には月が欠けています)

ISSから6月22日に撮影した月がツイッターに。(提供:NASA)

ISSから6月22日に撮影した月がツイッターに。(提供:NASA)

 ところで、ISSには野口飛行士の後を継ぐ? 新しいツイッターキング、NASAのダグラス・ウィーロック飛行士が滞在中だ。彼が6月に撮影した月も空に溶けるようで美しい。梅雨空で月やISSが見えないときには、彼のツイッターを楽しむのもいいかも。