重電部門 優秀賞受賞案件について

火力発電などで用いられるタービン発電機では、発電機の稼働率向上や保守費用削減へのニーズが高まっています。従来、発電機の保守点検作業は、発電機から回転子を引き抜く必要があり、そのため、発電機の停止期間は数ヵ月におよぶことがあり、発電機の稼働率向上にはこれらの点検に要する期間の短縮と点検周期の延伸が課題でした。

当社が開発した発電機用薄型点検ロボットは、発電機の固定子と回転子のごく狭い隙間を走行可能な厚み19.9mmの薄型構造が特長で、回転子を引き抜くことなく短期間で高精度に発電機内部の点検を可能とし、発電機の稼働率向上、保守効率化へ貢献する点が高く評価されました。

電機工業技術功績者表彰について

一般社団法人 日本電機工業会が、技術の向上と合理化意欲を刺激して業界の発展に資するため、電機工業の進歩発展に貢献した個人を表彰する賞です。

受賞案件と受賞者一覧

表彰名 功績の題目 所属 氏名
優秀賞 発電機稼働率向上に貢献する発電機用薄型
点検ロボットの開発(重電部門)
先端技術総合研究所 森本 貴景
水野 大輔
電力システム製作所 矢野 幸汰
優良賞 住宅の断熱性能に合わせた運転切替制御技術で、快適性と省エネ性向上を両立させたエアコン霧ヶ峰FZシリーズの開発(家電部門) 静岡製作所 杉山 大輔
三上 信弘
住環境研究開発センター 竹田 恵美
  • 案件の詳細については、以下をご確認ください。