三菱電機株式会社は、株式会社三菱UFJ銀行(本店:東京都千代田区、以下、三菱UFJ銀行)との間で、同社が提供する「ポジティブ・インパクト・ファイナンス※1」の融資契約を当社として初めて締結し、本日付で実行しました。
 「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」とは、国連環境計画・金融イニシアティブ(以下、UNEP FI)※2が提唱したポジティブ・インパクト金融原則※3に基づき、企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクトを包括的に評価・モニタリングし、SDGsの達成に貢献する企業活動を継続的に支援することを目的とした融資です。


三菱電機グループは、企業理念にある「活力とゆとりある社会」を実現するため、2021年に「事業を通じた社会課題解決」「持続的成長を支える経営基盤」の2つの面から5つのマテリアリティ(重要課題)※4を特定しました。また、2022年には経営方針を新たに見直し、サステナビリティを経営の根幹に据え、事業を通じてSDGs達成への貢献をはじめとした社会課題の解決を推進しています。


本契約の締結にあたっては、当社グループの取り組みから、SDGsの達成に特にインパクトを与える活動について、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社より定性的、定量的評価を受けました。また、評価にかかる手続きのポジティブ・インパクト金融原則への準拠性、活用した評価指標の合理性については、株式会社日本格付研究所※5より第三者意見を取得しています。


今回の取り組みを通じて、今後も当社グループは、事業を通じた社会課題の解決を加速し、SDGs達成とサステナビリティの実現に貢献してまいります。



  • ※1

    資金使途を限定しない事業会社向け投融資タイプ

  • ※2

    1972年に「人間環境宣言」および「環境国際行動計画」の実行機関として設立された国連の補助機関である国連環境計画(UNEP)と、200以上の世界の金融機関による広範で緊密なパートナーシップです。1992年の設立以来、金融機関、政策・規制当局と協調し、経済的発展とESG(環境・社会・ガバナンス)への配慮を統合した金融システムへの転換を進めています

  • ※3

    UNEP FIが2017年1月に策定した SDGs達成に向けた金融の枠組です。企業がSDGsの達成への貢献をKPIで開示し、銀行はそのプラス影響を評価して資金提供を行うことにより、資金提供先企業によるプラスの影響の増大、マイナスの影響の低減の努力を導くものです。融資を実行する銀行は、責任ある金融機関として指標をモニタリングすることにより、インパクトが継続していることを確認します

  • ※4

    三菱電機グループのマテリアリティ https://www.mitsubishielectric.co.jp/corporate/sustainability/management/materiality/index.html

  • ※5

    株式会社日本格付研究所について https://www.jcr.co.jp/

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