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南の島で星を見よう!〜石垣島の星文化を探して〜 日本最南端の天文台がある石垣島。なぜここに天文台が?南の島の星空の魅力は?この夏DSPACE取材班は、石垣島天文台をはじめ、石垣島と星との関わりをご紹介します!

南の島で星空観測!「宇宙で見るような」星空

夏です!海へ。山へ。大自然の懐に飛び込み、忙しい日常とは異なる時間の流れに身をゆだね大宇宙を感じてみたい。そんな方達にオススメなのが石垣島だ。DSPACE取材班はこの夏、石垣島に飛んだ。幸運なことに、ちょうど石垣島に出張中の国立天文台の渡部潤一先生に案内して頂くことができた!

夏休みの天体観望会は大盛況!

那覇から約400km南西へ。八重山諸島の一つ石垣島は、市街地から車で少し走るとガジュマルなどの木々が生い茂る亜熱帯地域。八重山の星空は「日本一の星空」と言われている。3つの理由があると「八重山星の会」(特集02でご紹介)の方が教えてくれた。

1.21ある一等星すべてを見ることができる。
2.88ある星座のうち、84の星座をみることができる
3.大気のゆらぎが少ないので、星がはっきり見える

石垣島天文台上空の星空。夏は晴天率40%!
石垣島天文台上空の星空。夏は晴天率40%!

3の「大気ゆらぎ」は星を見るときの大敵だ。本州上空はジェット気流が流れているため星が瞬くが、石垣島は大気のゆらぎが少ない。そのため「空に星が張り付いて見える」と石垣島天文台副所長の宮地竹史さんが見とれるほど。宇宙で見る星空に近いんですね〜。

実際にその星を見てみようと、石垣島天文台の天体観望会に参加させて頂いた。
市街地から北西、標高197mの前勢岳にある石垣島天文台には九州沖縄で最大となる口径105cmのむりかぶし望遠鏡があり、土日祝日に天体観望会を行っている。島民はもちろん観光客に大人気。この日も1回30名の定員に対して百名以上の申し込みがあったという。

20時半に観望会が始まる頃は少し雲が広がっていたが、ドームが開くと強い光を放つ星々が姿を現した。わーっと親子連れの見学客から歓声があがる。案内役は「八重山星の会」の代表理事、通事安夫(とうじやすお)さんだ。

天体観望会でドームが開く。参加者から歓声が!
天体観望会でドームが開く。参加者から歓声が!

まず望遠鏡が向けられたのは土星。のぞき込むと、土星と環と小さな衛星達がくっきり見えてその美しさに息を呑む。「こんなに土星がゆらがずにぴたっとと止まって見えるのは石垣島ならではですね」と渡部先生も驚く。土星の衛星タイタンは大きいので本州でも見えるが、その他の小さな衛星まで見えるのは珍しいとか。

続いてさそり座のアンタレスやはくちょう座の二重星アルビレオも観測。アルビレオはオレンジとブルーの二重星の色の違いがはっきり見えた。渡部先生が声をあげたのは星座が見える位置の違い。「やっぱり高いわ(笑)。本州だともっと地平線に近く見えるのに、さそり座のS字カーブがあんなに高い位置にあるね。」

一等星マラソンって?

実は渡部先生は、1等星すべてを一晩で見るという「一等星マラソン」の発案者。(参照:『星空の散歩道』一等星マラソン)。ことの起こりは2004年。八重山星の会の会合で話すうち、本州で見えない南十字星やケンタウルス座α星、β星が見える石垣島なら、すべての一等星が一晩で見えるのではと思いついた。その場で調べると確かに不可能ではない!その後挑戦し続けること6年、ついに2010年1月15日から16日にかけて一等星マラソンを「完走」したのだ。

石垣島天文台の設立にも関わった国立天文台の渡部潤一先生。「八重山は独自の星文化があるね」と星空を見上げる。
石垣島天文台の設立にも関わった国立天文台の渡部潤一先生。「八重山は独自の星文化があるね」と星空を見上げる。

しかしなぜ冬?実は南天の星、南十字星や、見ると長生きできるというカノープス(南極老人)は夏には見ることができない。カノープスは冬、南十字星は12月〜6月頃まで見ることができる。5月の連休頃は南十字星と蛍を楽しむことができてオススメだそう。

晴天率が高いのは夏だ。たとえば「南の島のほしまつり」は毎年7月末〜8月上旬に開かれ、今年で10年目となる。天文台の施設公開や観望会、イベント、ライブなど盛り沢山だが見どころは旧暦の七夕に約1時間行われる全島ライトダウン。石垣島の市街地の周りは結構明るい。明かりが消されると見事な天の川が浮かび上がる。

DSPACE取材班は残念ながら、星祭りの前に現地を訪れたため、天の川がみえる暗い場所を探し回った。島西部の名蔵湾まで足を伸ばすと、頭上には満天の星空と天の川!星が多すぎて星座を探すのが大変なほど・・・その合間を縫って時おり、流れ星がひゅーっと横切る。この満天の星空、ぜひ皆さんにも体感して欲しい。

photo Snap

  • 石垣島に到着。太陽をキラキラと反射した海がお出迎えです!

  • 出迎えてくれたのはもちろん海だけではありません。

  • 日本百景にも選ばれている川平湾。天候によって海の色が変化するその様を見たかったな〜

  • 川平公園内にある川平観音堂。ガジュマルや南国の植物に囲まれています。

  • 石垣島天文台の天体観望会。ドーム内は、家族連れや観光客をはじめ天文ファンの熱気で溢れています!

  • 天文台の外に出ると肉眼でも星空を堪能できます。

  • 町の明かりの少ない名蔵湾で満天の星空を満喫。天の川まで見えて感激!

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