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 100Gbps光伝送システム

テキスト版

100G DWDM伝送システム

MF-8800GW-XC 製品概要

MF-8800GW-XCは、長距離・大容量通信と高信頼なネットワークを提供する、100G-DWDM(波長多重伝送装置)です。Ethernet※1、SONET、SDHなど、豊富なクライアントインタフェースを持ち、かつ様々なトポロジーを構築可能であり、通信キャリア様の基幹網、メトロ網に適した装置です。

MF-8800GW-XCは、100Gを88ch多重することで、1ファイバあたり最大通信容量8.8Tbpsを実現します。波長多重用の波長は、C帯に加えてL帯もラインナップしているため、C帯とL帯を組み合わせて伝送容量を約2倍(約18Tbps)にアップグレード可能です。更に、L帯はDSF※2で安定した伝送品質を提供するため、伝送路種別に依存せず安定した伝送品質を提供することができます。

ネットワークは、ポイント・ツー・ポイント、リニア、リング、メッシュに柔軟に構成を変更可能です。そのため、故障や災害に強く、かつ柔軟なネットワークを提供いたします。メッシュは、1方向単位(最大8方向)で増設できるため、設備投資(CAPEX)を大幅に低減いたします。迂回経路については、複数候補を自動計算することで、障害発生時でも迅速な切り替えと復旧を実現します。また、伝送路の損失変動を自動調整する機能を持ち、ファイバ変更や天候の影響による伝送路損失の変動に対しても、安定した信号品質を提供いたします。また、低消費電力化と省サイズ化に継続的に取り組み、かつオペレータに使いやすい監視制御(NMS)を提供することで、保守運用費(OPEX)の低減に寄与します。

将来の機能拡張として、開発中の400G、1T-DWDM、仮想化ネットワーク対応(SDN化)、パケットスイッチ機能追加など、ノンストップでアップグレードを実現いたします。最新技術を積極的に取り込むことで、お客様のサービスラインナップの拡張に貢献いたします。

特長

長距離大容量伝送

世界最高クラスの誤り訂正技術(FEC:Forward Error Correction)により、高品位の長距離大容量を提供します。波長多重伝送ではファイバによる光信号の劣化により、3R(Reshaping , Retiming , Regenerating)再生が必要になりますが、3R再生を必要最低限にすることでCAPEXを削減します。当社は常に世界最高クラスの誤り訂正技術、高い長距離伝送技術を提供しつづけており、豊富なノウハウに対する信頼から、世界15カ国で運用されている海底ケーブルシステムに採用されています。デジタル波長分散補償、デジタルコヒーレント技術をはじめとする光デジタル信号処理技術についても高い経験を積んでおり、高信頼・低遅延の光伝送システムを提供します。

冗長機能

ネットワーク障害発生時に50ms以内に予備光パスに切替えることで、サービスへの影響を最小限にとどめる光パスプロテクション機能をサポートします。さらに激甚災害による広範な通信設備障害の際も継続したサービス提供のために、障害発生時に新たな正常光パスへ切り替える波長リストレーション機能もサポートします。本機能は任意の経路、任意の波長での光パス設定を可能とするCDC機能※3と、ASON/GMPLS※4による光パス制御により、高速な迂回光パス設定が可能となります。これら豊富な冗長ソリューションにより、高信頼なネットワーク構築に貢献いたします。

L帯波長によるメリット

当社のDWDM装置の特長は、一般的にDWDMで使用される波長帯域のC帯(1550nm帯域)に加え、世界でも数少ないL帯(1580nm帯域)をラインナップしていることです。L帯は、SMF※5だけでなくDSFでも高品質の伝送性能が提供可能であるとともに、C帯とL帯を組み合わせることで100Gbps信号を最大176波長多重※6し、超大容量伝送装置に拡張することができます。また、現在お使いいただいている装置がC帯製品の場合は、カプラインサーション※7により当社L帯製品を加えることで、伝送路ファイバ数を増やすことなく伝送容量拡張を実現いたします。

豊富なLED表示

装置前面に豊富なLED表示によるガイダンス機能を具備しています。NMSから作業対象基板をLEDにより指示することが可能であり、保守作業者による操作ミスを削減いたします。

低消費電力、省サイズ

最高性能のプロセスを採用した高集積LSIを採用することで、低消費電力、省サイズを実現しています。1架の伝送容量は最大3Tbpsを実現します。

NMS監視制御技術

NMSはサーバ間遠隔冗長、サーバ自動切替等の機能を具備し、365日24時間継続可能な高信頼な監視をご提供いたします。また、ユニバーサルデザインを適用した操作しやすいHMIや正確なレイヤ間警報エスカレーション機能により、万一の障害発生時にも迅速かつ適切な復旧作業をサポートいたします。

主要諸元

項目 MF-8800GW-XC 備考
ネットワーク構成 ポイント・ツー・ポイント/リニア/リング/メッシュ  
波長数 88波(176波) 1ファイバあたりC帯とL帯を合波することで176波
適用光ファイバ SMF(G.652)/DSF(G.653)/SMF・DSF混在  
波長帯域 C-band/L-band ITU-T G694.1準拠
最大方路数 8方路 1方路単位で増設可能
CDC機能 サポート  
プロテクション方式 1+1 受信端切替(OUPSR)/波長レストレーション(事前経路計算)  
保守インタフェース 10/100BASE-TX、RS232C、地気出力  
環境条件 温度:5~50℃、湿度:5~85%(結露なきこと)  
冷却方式 強制空冷  
電源 DC-48V  
ラック条件 19インチラック/23インチラック  

仕様は、予告なく変更されることがあります。詳しくは、当社までお問い合わせください。

  • ※1 イーサネットは、富士ゼロックスの登録商標です。
  • ※2 Dispersion Shifted Fiber(ITU-T G653準拠)
  • ※3 Colorless、Directionless、Contentionless
  • ※4 ASON/GMPLS:Automatically Switched Optical Network/Generalized Multi-protocol label switching
  • ※5 Single Mode Fiber(ITU-T G652準拠)
  • ※6 リリース時期は当社までお問い合わせください。
  • ※7 光カプラを用いてC帯とL帯を合波し、帯域を増やす技術