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国際宇宙ステーション

宇宙ステーション補給機 こうのとり(HTV)

こうのとり6号機

宇宙飛行士の水や食料、実験装置などさまざまな物資を国際宇宙ステーション(ISS)まで運ぶ無人の宇宙船です。高度400kmを飛行するISSまで自動で接近、距離約10mの地点でランデブーした後、ロボットアームによりISSに結合します。三菱電機は、HTVの頭脳である電気モジュールの開発を担当しており、合計9機のHTVが打ち上げられる予定です。
ISSに自動で接近するための航法誘導制御技術は、海外でも高く評価されており、米国NASA向けの民間宇宙貨物輸送機「シグナス」にもHTV向けに開発した近傍接近システムが搭載されています。
また、この航法誘導制御技術の活用・発展により、様々な将来ミッションへの波及性を備えた新型宇宙ステーション補給機の開発が期待されています。

納入先 技術実証機:宇宙航空研究開発機構
2〜6号機:三菱重工業株式会社
打ち上げ時期 技術実証機:2009年9月11日
2号機:2011年1月22日
3号機:2012年7月21日
4号機:2013年8月4日
5号機:2015年8月19日
6号機:2016年12月9日
打ち上げロケット H-IIB
打ち上げ場所 種子島宇宙センター
軌道 高度:350~460km
質量 総質量:16,500kg/ペイロード:約6,000kg
電力
設計寿命 単独飛行:約100時間/ISS滞在:約30日間
当社担当 電気モジュール

アビオニクスシステム(レーダーや航法関連の電子機器)

HTVのアビオニクスシステムは、宇宙航空研究開発機構(当時:宇宙開発事業団)の下、当社が開発・運用した技術試験衛星VII型(ETS-VII)のランデブ・ドッキング技術を応用しています。
このランデブ・ドッキング制御技術によって、高度約400Kmを(秒速8Kmで)飛行するISS近傍まで、無人・自動で到達することが可能に。

補給能力

ISSへの補給手段は、HTV以外にも、ドラゴン(米)、シグナス(米)、プログレス(露)がありますが、大型の船内貨物(実験ラック等)複数と、「きぼう」船外プラットフォームで使用する大型実験装置を同時に輸送できるのは、HTVのみです。

厳しい安全性要求に対応

ISSは常に最低3人の人が乗り、宇宙を飛行している有人宇宙機です。優れた安全性が要求されますが、安全確保のためにHTVのアビオニクスは2重故障が起きてもISSに危害をあたえずに、かつ自力でISSから離脱できるように設計されています。これらの設計は今後の有人宇宙輸送機の基本になる安全要求を満たしています。

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