Factory Automation

FA業界コラム ~識者の視点~

安全投資で生産性の向上を ― 新しい安全の考え方 ―
神余浩夫氏

2022年3月公開【全3回】

要旨

 従業員・管理者にとって、工場設備の安全管理は最優先課題です。かつては従業員の訓練や注意まかせでしたが、いまはリスクアセスメントに基づいた万全の安全対策を求められています。機械の故障や制御系の不具合、作業員のヒューマンエラー等も考慮して、安全規格に適合した安全制御機器やシステム構築が必要です。

 このコラムでは、職場の安全の考え方の変遷と当社の安全制御機器について紹介します。さらに、安全に関する最新トピックスについても紹介いたします。

神余浩夫(かなまる ひろお)

1962年、香川県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修士課程修了。1987年、三菱電機入社、中央研究所および産業システム研究所に所属し、制御システム、高信頼・リアルタイムシステムの研究開発に従事。2004年、同社名古屋製作所、MELSEC Safety、CC-Link Safety等の開発に従事。2011年、同社先端技術総合研究所にて、制御システムの安全・セキュリティの技術研究開発に関わる一方、関連するIEC/ISO国際標準化に携わる。現在、同研究所にて主席技師長を務める。著書:「目で見る機能安全」日本規格協会

製品・ソリューション紹介

産業用ロボット “ MELFA FRシリーズ ”

産業用ロボット “ MELFA FRシリーズ ”

基本性能向上、e-F@ctory/FA機器との連携強化、安全機能の強化、知能化技術を更に進化させ、柔軟な生産ラインの実現を強力にサポートするMELFA FRシリーズを開発した。シーケンサ “ MELSEC iQ-Rシリーズ ” に対応したロボット用CPUも新たにラインアップに加え、産業分野向けのIoTであるIIoT(Industrial IoT)時代の次世代ものづくり工場を支える。

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