電力システム製作所 電力ICTセンター

ソリューション紹介

BUSINESS

スマートメーターシステム

データ収集率99.9%超の高品質を実現
大規模IoT基盤を活用した様々なサービスへの応用

電力使用量の可視化や検針の自動化を目的に、各電力会社に導入されている、スマートメーター(通信機能付き電力量計)。
三菱電機は、2007年からスマートメーターに最適な通信技術である「無線マルチホップ方式」の開発を開始し、各種通信方式を効率的に活用することで電力値収集率99.9%以上という高いデータ収集を実現しました。これまで国内電力会社5社、通信端末累計1000万台以上納入した実績が認められ、2018年、日刊工業新聞社が主催する「第47回日本産業技術大賞 文部科学大臣賞受賞」に選ばれました。

三菱電機は、計器からヘッドエンドシステム、メータデータ管理システムまで一括してトータルシステムを提供できる日本唯一のメーカーであり、これからもスマートメーターを活用した新たなサービスを創出していきます。

BLEnDer® パッケージ

パッケージ/製品

機能

概要

MD

Meter Data

メーターデータ管理

計量データの収集管理・検針業務・配電ネットワーク運用業務・
スマートメーターを活用した需要対策機能などを実現する。

HE

Head End

通信管理

様々な通信方式に対応したスマートメーターの管理・制御を行う。

MESH

MESH

無線メッシュ通信

スマートメーターの無線マルチホップ通信を実現する。

ICE

Intelligent Communication Edge

センサーネットワーク向け無線端末

ガス・水道などとの共同検針や各種センサーの
遠隔監視・制御を行うためのインテリジェント端末。

システムの機能/特徴

1. 高いデータ収集率

30分値の電力データ収集率99.9%以上

2. 最適な通信方式の選択

当社置局設計ツールでの最も経済性の高い通信方式の選択

3. 国際標準化への適応

システムの通信プロトコル(IEC61968)対応

4. 将来拡張性

マルチベンダなど今後新たな通信方式にも対応可能なヘッドエンドシステムの保有

TOPICS

スマートメーターの利活用による新規サービスの創出

これまでスマートメーターで構築したインフラ基盤を活用することで、新たな通信網を設置することなく、広範囲でのデータ収集が可能となります。従来用途の電力量管理だけではなく、ガスや水道の自動検針、自動販売機の在庫管理、橋梁などにセンサーを接続し、様々なデータの収集に役立てるべく、三菱電機は他分野への適用に向けた開発を進めています。