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読む宇宙旅行

2010年8月 vol.01

夏休みは宇宙飛行士気分を満喫!

JAXA筑波宇宙センターに新しくできた展示館

JAXA筑波宇宙センターに新しくできた展示館

 スターウィークど真ん中。星、見てますか? 2010年は宇宙の話題が盛り沢山で、夏休みの自由研究のテーマには事欠きませんね。野口聡一宇宙飛行士の日本人最長(163日間)宇宙滞在、山崎直子飛行士の宇宙飛行、金星探査機打ち上げや、小惑星探査機「はやぶさ」の帰還。そして9月11日には準天頂衛星初号機「みちびき」が種子島宇宙センターから打ち上げられます。「宇宙って面白そう・・」と興味を持った方は、JAXA筑波宇宙センターに7月17日にオープンしたばかりの、新展示館に足を運んでみましょう。さらに、事前に申し込めば、宇宙飛行士訓練も体験できますよ!

HTVの試験モデルは必見。荷物を入れるスペース(与圧部、非与圧部)は結構大きい。

HTVの試験モデルは必見。荷物を入れるスペース(与圧部、非与圧部)は結構大きい。

 新展示館は筑波宇宙センターに入ってすぐ左手にある。中に入ると広い空間にまず飛び込んでくるのが100万分の一の地球だ。よく見ると上空には国際宇宙ステーションが飛行している。展示の目玉で是非見て欲しいのが、奥にある宇宙ステーション補給機(HTV)。昨年初号機が打ち上げられ、ISSへのドッキングに成功した「宇宙宅急便」だ。その試験モデルが展示されているのだが、直径4m、高さ10m弱、観光バスが収まるほどで、さすがに大きい。HTVの横に階段があって、貨物を入れるスペースを間近で見ることができる。 黄金色の断熱材と青い太陽電池のコントラストが美しい。「缶ビールみたい」とHTV管制官が言われていたが、この季節、まさに缶ビールに見えますね・・

HTVは2011年初頭には2号機が打ち上げられる予定で、日本実験棟「きぼう」に「温度勾配炉ラック」と「多目的実験ラック」を届ける予定だ。また、HTVの横には「きぼう」の実物大模型があって、船内実験室内に入ることができる。「きぼう」の前に飾ってある宇宙服も、胸にある温度や気圧などの操縦スイッチは本物と同じなので(写真撮影用だけじゃない!)じっくり見よう。他にも歴代のロケットが並んでHTVを打ち上げたH−IIBロケットって大きいのねと実感したり、地球観測衛星の「だいち」や「いぶき」のコーナーでは様々な観測画像を見ることができて、楽しくお勉強ができる。

閉鎖施設の中でホワイトジグソーと格闘。宇宙飛行士に選ばれるか!

閉鎖施設の中でホワイトジグソーと格闘。宇宙飛行士に選ばれるか!

 新展示館の見学の後、オススメなのは宇宙飛行士体験。こちらはJAXAでなく民間会社が行っていて予約が必要で有料だが、実際に宇宙飛行士選抜や訓練で使われたのと同じ施設を使って、体験ができる。たとえば古川聡、星出彰彦、山崎直子飛行士たちが選ばれたときから宇宙飛行士選抜に使われている、「閉鎖環境適応施設」を使った訓練は面白い。 窓のない閉鎖空間に入って、管制室からの指示通りに絵を完成させて「コミュニケーション力」を養成(!?)したり、ホワイトジグソーパズルを制限時間内に完成させて集中力を鍛えたり。この閉鎖施設は、最近タレントさんが次々訪れて有名になり、人気急上昇中だとか。

船外活動訓練を体験

船外活動訓練を体験

実際の選抜試験では、受験者達が1週間入って様々な課題をこなす様子を、24時間管制室からモニターされるという、ストレスがかかる状況になる。その気分を味わってみよう。他には宇宙服を着て行う船外活動の模擬訓練や、宇宙ローバー操作模擬体験など4種類の訓練から1〜3つを選んで体験できる(訓練一つで2200円、3つで3300円)。小学校2年生から体験できるが、「大人のほうが、実際に宇宙飛行士が行うのと同じ施設でできるという『有り難み』がわかって、盛り上がって下さいますね」とのこと。

8月13日頃にはペルセウス座流星群が極大となる。今年は新月直後で夜空が暗いため、条件がいいらしい。流れ星を探してお願いをしてみましょう。暑さに負けず、楽しい夏休みを!