情報技術総合研究所情報技術総合研究所

研究所

情報技術総合研究所

最先端の情報通信技術で
想像を超える未来をかたちにします

概要

最先端の情報通信技術で社会に貢献

情報技術総合研究所は、三菱電機グループ全事業の幅広い製品群を情報通信技術で支える技術者集団である。技術力によって、一人ひとりが未来への希望を持ち、人と人との絆を大切にする社会を支えている。IoTによって全ての人とモノがつながり、広い知識や情報が共有される社会において、より安全・安心なインフラの実現に向け、最先端の情報通信技術で人々の生活に貢献している。宇宙を巡る人工衛星から、生活に身近な家電、目に見えない情報の安全まで、情報技術総合研究所は最先端技術で未来を拓き、新しい安全・安心を世界に届けている。

IoT時代に必須であるセキュリティー技術などの情報分野、人工知能や画像処理などのメディアインテリジェンス分野、人工衛星、通信装置やEMC技術などの光電波・通信分野の研究開発で、三菱電機グループ全事業に、そして、社会に貢献している。

世界に挑戦する舞台がここに

情報技術総合研究所では、当社のグローバルな成長に向けて、世界で戦える人財の育成に力を入れている。世界中の大学や研究機関との連携を積極的に進め、研究員間の多様な価値観から生まれるイノベーションを促進し、革新的な新しい技術の研究開発に今日もチャレンジしている。

業務内容

情報、メディアインテリジェンス、光電波・通信技術分野の研究開発

所在地
情報技術総合研究所
情報技術総合研究所

〒247-8501 
神奈川県鎌倉市大船五丁目1番1号

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詳しい研究所紹介はこちら新しいウィンドウが開きます

CLOSE-UP TECHNOLOGY

安全・安心な情報社会を目指して

情報技術

情報セキュリティー、組込みプラットフォームやリアルタイムネットワーク、大規模化・高速化し続ける情報の蓄積と検索/分析、社会インフラや企業に向けた情報システム構築などの技術で安全・安心な社会の実現に貢献する。

情報セキュリティーでは、ISO/IEC国際標準規格・電子政府推奨暗号に採択されたMISTYやCamellia、携帯電話の国際規格暗号に採択されたKASUMIなど、世界最高水準の研究開発を進めてきた。これらをもとに、IoT時代のセキュリティーとしてLSIの製造段階で生じる個体差からLSIの指紋といえる固有IDを生成し利用する技術を開発した。

さらに、当社の統合IoT「ClariSense(クラリセンス)」を構築。付加価値の高い新たな製品やサービスの創出を目指している。

関連リンク:部分一致対応秘匿検索基盤ソフトウエア新しいウィンドウが開きます

安全・安心な情報社会を目指して
情報技術

人と機器を結ぶ高度なインターフェース

メディアインテリジェンス技術

映像、音声、音響、表示技術、さらにデータの分析、認識、学習技術の研究開発を通して、安全・安心で快適な空間を実現する。AIを用いてマイク1本で録音した複数話者の同時音声を分離・再現する技術、カメラ映像から特定の動作を自動検出し、作業分析を効率化する「骨紋®」などを開発。また、20年10月竣工の「ZEB※1関連技術実証棟 SUSTIE®(サスティエ)」においては、省エネ性能を示す『ZEB』※2、快適性・健康性を評価する「CASBEEウェルネスオフィス※3」、「WELL認証」のすべてを最高ランクで日本で初めて※4取得するなど、高いレベルの省エネ環境の実現と快適で働きやすい環境の維持に貢献している。

※1
net Zero Energy Building
※2
BELS認定制度におけるZEBの最上位ランク
※3
建物のオフィス用途部分について、利用者の健康性、快適性の維持・増進を支援する建物の仕様、性能、取組みを評価するツール
※4
2022年7月29日現在、当社調べ

関連リンク:ZEB新しいウィンドウが開きます

人と機器を結ぶ高度なインターフェース
メディアインテリジェンス技術

受信障害や誤動作のない高信頼製品を実現

EMC※5 設計・評価技術

当研究所には、電気・電子機器が不要電磁波を発生してほかの機器に障害を与えたり、外来電磁波により誤動作を起こしたりしないための性能(EMC)を評価する日本有数の施設“EMC試験用大型電波暗室”がある。本施設を活用して、最新・最先端のEMC設計・評価技術を開発し、様々な電気・電子機器の性能・機能・信頼性の向上に貢献している。

※5
Electromagnetic Compatibility(電磁両立性)

関連リンク:EMC設計・評価技術新しいウィンドウが開きます

受信障害や誤動作のない高信頼製品を実現
EMC設計・評価技術

センシング・通信で社会の安全・安心に貢献

光電波・通信技術

宇宙から半導体まで多様な分野において、電波、光波、音波によるセンシング技術や光・無線通信技術により、安全・安心を届けるインフラを実現。またIoT時代を支える高信頼・高速大容量ネットワークの構築に貢献する。

陸域観測技術衛星2号ではアクティブフェーズドアレイアンテナをJAXAと共同で開発。ほかにも、レーダーによる津波検出技術、ライダーによる風や水蒸気量のセンシング、適応的な通信周波数割り当てを実現する衛星搭載デジタルチャネライザ、ブロードバンドサービスを実現するPONシステム、5G・Beyond 5G基地局向け広帯域デジタル制御GaN増幅器、世界最薄クラス※6の航空機用電子走査アレイアンテナ技術を開発など、幅広い研究に取り組んでいる。

※6
2020年2月6日時点 当社調べ

関連リンク:宇宙システム新しいウィンドウが開きます

センシング・通信で社会の安全・安心に貢献
光電波・通信技術

全ての機器をより賢くし、安心・安全・快適な社会の実現に貢献

人工知能(AI)技術

AIの演算量を減らして省メモリー化することにより、小さな機器でも賢くすることが可能になる「コンパクトなAI」を開発した。また、当社独自のAIを「Maisart®(マイサート)※7」としてブランド化し、認知度を向上するとともに、搭載機器の事業展開を加速している。「コンパクトな知識処理に基づくHMI制御技術」では、Maisartの構成要素の一つ「知識処理」を適用。曖昧な命令でもエッジ機器単体で自動補完し、素早い機器操作を実現する。ほかにも「人と協調するAI」では、逆強化学習を活用し、人と機械が混在する生産・物流現場での作業効率向上に貢献する。

※7
Mitsubishi Electric's AI creates the State-of-the-ART in technologyの略。全ての機器をより賢くすることを目指した当社のAI技術ブランド

関連リンク:Maisart新しいウィンドウが開きます

全ての機器をより賢くし、安心・安全・快適な社会の実現に貢献
人工知能(AI)技術

TOPICS

付帯施設について

東部研究所地区では、仕事と家庭を両立する社員への新たな支援策として、事業所内託児施設が開設されています。社員が個人生活の充実と自らのキャリア形成を追求しやすい職場風土の醸成に努めています。

付帯施設について

事業所内託児施設

地域コミュニケーション活動

構内には約200本の桜が植えてあります。桜の花が満開になる春には、毎年「桜まつり」を開催しています。地域住民の方々に構内を開放して、地域交流を行っています。例年、およそ3,000人の来場者を迎えています。

地域コミュニケーション活動

桜まつり

最寄の名所・ 観光スポットなど

鎌倉市には、初詣人出全国ベスト10(神社・仏閣)に毎年ランクインされる鶴岡八幡宮があります。八幡宮へと続く段葛の桜並木、馬で走りながら的に矢を射る流鏑馬など、四季を通じて美しい風情を楽しむことができます。

最寄の名所・観光スポットなど

鶴岡八幡宮