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山で、海で、公園で――野外教室活動事例山で、海で、公園で――野外教室活動事例

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2006年10月に本社地区で初めて開催した野外教室。現在は、全国に活動が広がり、開催回数は2009年7月末までに39回、参加者は延べ1,400名を数えています。ここでは、ユニークなプログラムの例をご紹介します。

第26回 どんぐり再発見! (中国支社)

【開催日】2008年11月29日

【開催場所】広島市中区 平和大通り

中国支社では、恒例の「花壇維持活動(通称:花ボラ)」のサブイベントとして野外教室を企画し、社員とその子どもたちが参加しました。教材は、花壇の周囲に落ちている「ドングリ」です。虫の食ったものは「虫のエサ」、芽が出れば「木の芽」、きれいなものなら「子どものおもちゃ」と、ドングリと一言で言ってもさまざまな役割があるもの。子どもたちはどんぐりの一つひとつをつぶさに観察し、それが森の中で果たす役目についての話に熱心に耳を傾けてくれました。また、どんぐりを調理してクッキーをつくり、みんなで味わいながら、食についても一緒に考えました。この日は中国支社の若手社員も参加し、次代の自然保護リーダー候補として、意識の醸成を図りました。

落ち葉の下から拾ったドングリを観察
落ち葉の下から拾ったドングリを観察。根っこはどこから生えているかな。

(答え:必ずとがった方から生えます)
ドングリを使ってクッキー作りに挑戦
丁寧にアク抜きしたドングリを使ってクッキー作りに挑戦。・・・ビックリするくらいおいしくできました。

第23回 ゲーム形式で自然を学ぶ!(相模地区)

【開催日】2008年11月22日

【開催場所】横浜市 金沢自然公園

「自然林でクイズラリー」「いろいろなものをレンズで見てみよう!」「どんぐり見つけた!」「落葉を拾おう!」——相模地区では趣向を凝らして、ゲーム形式の野外教室を開催しました。例えば「落葉を拾おう!」では、土が見えるまで落葉をかきわけてみて、落葉の下に棲むヤスデやダンゴムシなどの土壌動物が自然界で果たす役割や、落葉がキノコなどの菌類に分解されて土になることなどを学びました。参加者は幼稚園・保育園児から小学生まで。小学生からは、授業で習ったことでも実際に体験することで新しい発見があったという声が聞かれました。

何気ない散策道も自然観察の宝庫
何気ない散策道も自然観察の宝庫。葉っぱをもんでみるととてもいい匂いがします。
フィールドで生きた知識に変わります。
教科書で習ったことも、フィールドでその現実に触れると生きた知識に変わります。

第23回 自然観察会のあとは、小枝で人形づくりにも挑戦!(名古屋地区)

【開催日】2008年11月22日

【開催場所】名古屋市守山区の県有林「東谷山」

豊かな自然の中で爽やかな汗をかき、その美しさと環境保護の大切さを感じる機会にしようと「親子で楽しむ自然観察会」を企画し、社員とその家族約33名が参加しました。当日は、愛知守山自然の会の森林インストラクターさんを招いて、植物の名前や特徴などを話していただいたことで本格的な自然教室となりました。子どもたちは見慣れた木や草花にも改めて興味をもった様子で、率先して前を進み、木の実を食べたり、落ち葉を拾ったりしていました。また、愛知守山自然の会による指導で小枝を使った人形づくりにも挑戦しました。子どもたちは使い慣れない工具に悪戦苦闘しながら人形を完成させると、誇らしげに家族に見せていました。

秋の林道での散歩は爽快そのもの
秋の林道での散歩は爽快そのもの。雑木林では木々も変化に富んでおり、ルーペを通した世界は子どもの興味をひきつけ続けます。
森林インストラクターさんの話を聞いて、自然を考える。
森林インストラクターさんの話を聞いて、自然を考え、子どもも大人までも心豊かに成長するきっかけをつかみます。

第31回 子どもも大人も楽しむ、海辺を満喫した一日 (東部研究所地区(大船))

【開催日】2009年5月23日

【開催場所】片瀬江ノ島海岸

身近な海の生きものに直接触れる体験を通して、海や環境への関心を深めたい。その思いから企画した片瀬江ノ島海岸での野外教室です。この野外教室は毎年恒例となっている組合主催の地引網イベントの一環として開催しました。2回目となる今回は社員と家族などで235名が参加しました。昨年に引き続き、新江ノ島水族館の学芸員の方をお招きし、地引網でとれた魚や事前に周辺で採取した磯の生きものについて特徴、生態などを解説いただきました。獲れた魚を調理して、ちょっとした食育教室も実施し、調理後の天ぷら油を石けんにリサイクルする実験も行いました。

ご協力 新江ノ島水族館新しいウィンドウが開きます

漁師さんの掛け声のもと、網を引っ張りました。
漁師さんの掛け声のもと、大人も子どもも一緒になって網を引っ張りました。想像していた以上に豊富で多様な魚介類がとれました。
初めて見る魚もたくさん
初めて見る魚もたくさん。「これは何ていう魚?それは?」「なぜそんなかたちなの?」子どもたちの興味はつきることがありません。

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