「みつびしでんき野外教室」は、当社が「環境ビジョン2021」で掲げる「環境マインドの育成」の一つの施策です。この教室は、森林や河原、公園、海岸といった自然のフィールドを「教室」に見立て、「社員とその家族」が、ともに自然を体感することを通じて、自然との共生を考え、環境をよりよいものに変えていく行動力を育んでいくことを目的としています。
中心的ターゲットを「社員とその家族」とするのは、一緒に働く仲間、一緒に生活する親子が、職場や家庭以外の場所で共通体験を持つことで、仕事や生活をする上でのさまざまな営みが、環境を考えたものへと変わっていくきっかけになると考えるからです。例えば、仕事においては、「この製品が捨てられたとき、生態系に害を与えないだろうか」「資源をもっと有効に使えるような生産方法はないだろうか」など、積極的に考えることで新たな知恵が生まれたり、日常生活では、家族全員で電気の使い方を見直す行動につながることなどが期待できます。
また、近年「生物多様性の尊重」が環境問題の大きなテーマとしてクローズアップされつつありますが、野外教室で多種多様な生きものたちに出会って“仲良し”になれば、おのずと自然をおもんぱかる心が生まれます。それが、「生物多様性の尊重」の源(みなもと)であると私たちは考えています。
(図の「コンセプト1」参照)



