観測事例・導入実績

観測事例・導入実績

観測事例(2026年4月7日 尼崎周辺)

大気中の水蒸気量の測定結果です。
明け方は高度500m以下を中心に比較的湿度が高く、水蒸気が多く含まれている様子が観測されました。その後、10:00以降は風向が西寄りに変わるとともに、全高度で水蒸気量が大きく減少しています。乾燥した冷涼な気団が流入したと想定されます。

同じ時刻の水平方向の風速と風向の変化を表しています。

明け方は東〜南寄りの風が5〜10 m/s程度で比較的安定していましたが、9時〜10時頃に風向が急変し、風速も一時的に低下しました。10時以降は西〜北西寄りの強い風に切り替わり、風速も15〜20 m/sへと大きく増加した状況をとらえました。

同じ時刻の鉛直方向の空気の動き(赤が上昇気流、青が下降気流)を表しています。

9時〜10時にかけて風向が急変するのにあわせて、上昇気流・下降気流が繰り返し発生し、大気が不安定な状況を捉えることができました。

同じ時刻の受信強度を表しています。大気中のエアロゾル(塵)や雲・霧の粒子が多いほど、受信強度が強くなります(赤色)。

5時~7時頃と9時〜11時頃に、前線に伴う強い雲や降水粒子が観測されました。特に10:00前後は雨や強い雲の通過が示されたのち、昼以降は雲が消え、晴れて見通しのよい状態になったと推定されます。

企業・研究機関への導入実績

国立大学法人 京都大学  防災研究所 様

京都大学 防災研究所様は、自然災害の発生メカニズムや被害の軽減、防災・減災に関する幅広い研究に取り組む研究機関です。

当社製ライダーを用いて取得した大気中の水蒸気に関する観測データは、気象現象の解明や防災研究に役立てられています。

気象研究所 様

観測船に搭載された当社製ライダーにより、海上における水蒸気の分布や変化を観測し、線状降水帯の発生メカニズムの解明や、将来的な予測精度の向上に向けた研究に活用されています。

  • ※当社製ライダーは地上設置を基本として設計された装置です。
  • ※気象研究所様においては、現業利用ではなく、研究観測を目的として船上に導入されました。

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