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福田修也(中国)
福田修也
Shuya Fukuda
三菱電機(広州)圧縮機有限公司 (MGC)
2015
入社 冷熱システム製作所 圧縮機製造部 圧縮機技術第一課 配属
2021
現職

2022.04.28

中国の職場紹介

皆さま、你好!三菱電機(広州)圧縮機株式会社(略称:MGC)の福田修也です。

4月となり、日本では春の暖かさを感じてきた頃でしょうか?
中国広州では、日本で言うと6月くらいの気候となり、すっかり蒸し暑くなってきたところです。

今回は私が働いている職場について、私自身のとある一日の仕事を紹介していこうと思います。

①起床~MGC到着まで

6:00~6:50
起床、準備

6:50~7:40
MGCへ出発

7:40
MGCに到着

私は普段、会社のバスに乗って出社しています。
MGCへはたいてい、始業よりも早い7:40頃に到着します。中国では道が混むことが多く、時には通勤に1時間以上かかる場合もあるため、少し早めに到着できるよう6:50に出発しています。

予定通り早めに到着できた場合は、社員食堂で朝ごはんを食べます。
朝ごはんはパンなどの簡単な食事ですが、1食2元(約40円)と安く、非常にお得です。

MGC外観

MGC社員食堂の朝食

②始業~昼食まで

8:15
始業、朝礼

8:15~12:00
通常業務

12:00~12:45
昼食

MGC社製 スクロール圧縮機

MGC社製 スクロール圧縮機

MGCは、チラー(冷却水循環装置)や冷凍機などの筐体に搭載する圧縮機の開発・生産をしている会社です。
私はMGC開発センターの技術管理課で、私を含めて総勢5人のスクロール圧縮機の開発グループに所属しています。
このグループでは、例えばチラーや冷凍機などの筐体に搭載する圧縮機の開発スケジュールの策定、新規圧縮機およびその部品の仕様検討、圧縮機の機能性・信頼性の評価などスクロール圧縮機の開発業務全般を行っています。
十種類以上のスクロール圧縮機の開発業務を基本的に5人でこなす必要があるため、大変ではありますが、全員で協力しながら日々開発業務を進めています。

③午後の業務開始~終業まで

13:00~15:00
日本側の開発部門との定例会議

15:00~17:30
通常業務

17:30
終業

スクロール圧縮機の開発業務は、日本の和歌山県にある冷熱システム製作所の圧縮機開発メンバーと協力しながら進めています。
例えば最新状況の確認などを日本側に連絡する場合、基本的にはメールでやり取りしています。
メールでは通訳者を介していますが、それでも専門的な話になると内容がうまく伝わらないこともあるため、週に1回オンラインの定例会議を開催し、中国側と日本側のお互いの進捗を確認するようにしています。 他にも、今後の業務の進め方などを協議し、開発を円滑に進められるよう日々努めています。

④帰宅~就寝まで

18:30~19:00
帰宅、食事

19:00~20:40
中国語のレッスン

20:40~
自由時間

23:30
就寝

海外OJT研修生としての業務の一つに「中国語の習熟」があるため、家に帰宅したあと、定期的に中国語のオンラインレッスンを受講しています。(週に1~2回程度)
急な業務や用事ができた場合でも、オンラインレッスンであれば時間変更の融通が利きやすいため、自分のペースで学習することができます。

MGC社の大会議室 様々な部門の方が多く参加する会議は、ここで開催されます。"

MGC社の大会議室 様々な部門の方が多く参加する会議は、ここで開催されます。

以上が私のとある日の一日です。中国の方と一緒にこのような業務を進めてきた中で、私は「中国人は誰とでもフレンドリーに接する人たち」という印象を受けました。 例えば、私が仕事で困っているときには気軽に相談に乗ってくれますし、逆に現地の方が困ったことがある場合は、私が相談に乗ることもあります。 他にも、営業や製造部門の方が仕事の相談をする際に、メールや電話ではなく、直接開発センターに訪れて来ることが度々あります。また仕事以外では、普段あまり関わることがない人が食事会に誘ってくれることもありました。このようなことから、中国の方は人と人との距離感がすごく近く、face to faceの文化を大切にしているように思えました。

今回は中国の職場と中国人の印象について紹介させていただきました。
次回は会社のイベントや旅行など、仕事以外の休日の過ごし方について、紹介できればと思います。

それでは。谢谢、再见!