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渡辺由里子(ドイツ)
渡辺由里子
Yuriko Watanabe
Mitsubishi Electric Europe B.V. German Branch (MEU-GER)
2008
入社 本社 半導体・デバイス第二事業部 高周波光デバイス営業第一部 配属
2021
現職

2022.04.28

MEU-GERで働くこと

みなさん、こんにちは。渡辺です。

4月に入ってドイツもだんだんと暖かくなり、だいぶ日が延びてきました。夜8時を過ぎてもまだ空は明るく、最初は不思議な感覚でしたがそれにも徐々に慣れてきました。

MEU-GERのオフィスはドイツ西部のラティンゲンという街にあり、デュッセルドルフ空港から車で10分ほどのところにあります。私は隣のデュッセルドルフ市内の自宅から約15分の道のりを車で通っています。

オフィス1階にあるショールーム。各部門の製品を展示して紹介している

オフィス1階にあるショールーム。各部門の製品を展示して紹介している

広々としたオフィスの廊下

広々としたオフィスの廊下

日の光がよく入る会議室

日の光がよく入る会議室

広々とした造りの社屋には各部門の執務スペースのほかに社員食堂、ショールームなどがあり、誰かとすれ違うときは初対面でもGuten Morgen!やMahlzeit!と笑顔で挨拶を交わします。こうした挨拶も日々のコミュニケーションのひとつで、互いに気持ちよく働ける環境づくりにおいて大切なことだと実感しています。

社員食堂。暖かい季節は外にテラス席も出る

社員食堂。暖かい季節は外にテラス席も出る

ある日の社員食堂の昼食

ある日の社員食堂の昼食

ドイツの朝は早く、会社や学校の始業時間も日本と比べて早いことが多いです。スーパーマーケットやパン屋さんなど朝7時頃から開いているお店もあちらこちらにあります。朝から集中して働き、計画的に定時までに仕事を終えて家族との時間をゆっくり過ごすライフスタイルの方が多い印象です。
現在、職場では各社員がそれぞれの状況に応じて在宅勤務と出社勤務を組み合わせた働き方をしています。私が所属している販売部門はドイツ、日本だけでなくヨーロッパ各国にいる同僚や顧客と日々やりとりをしており、打合せはオンライン会議が主です。そして日本とは時差があるのでコミュニケーションを取れる時間は午前の早い時間に限られています。ドイツ人の同僚達はそうした状況を踏まえて効率的な時間の使い方と仕事の進め方、それからワークライフバランスを大事にしながらメリハリと柔軟性のある働き方をしており、私自身もその姿勢を参考にしています。
また、複数の国と国境を接し日常的に色々な国の方とやりとりをする環境では、互いの文化や国民性、それからなにより個人を理解し尊重しあいながらコミュニケーションをとって円滑に仕事を進めていくことの重要性も日々肌で感じながら学んでいます。

オンライン会議画面。画面越しに顔を合わせての大事なコミュニケーション

オンライン会議画面。画面越しに顔を合わせての大事なコミュニケーション

私は午前中は主に日本との打合せ、午後は社内や顧客との打合せとその他の業務を行い、定時後は週に何度か語学学校で英語とドイツ語の授業を受けています。私が住んでいる地域では英語がかなり通じるので日常生活で困ることはあまりないですが、やはり簡単な言葉でもドイツ語で話しかけると街の人もより暖かく接してくれて距離が縮まるように思います。
ちょっとした時間に同僚がドイツの文化や歴史などを教えてくれるのですが、クリスマス一つとってもドイツではプレゼントをくれるのはサンタクロースだけではないなど知らないことがたくさんあり、新しくなにかを知ることを楽しむ毎日です。なかでもビール大国のドイツでは各地各様の特色を持ったブリュワリーがあり5000種類以上ものビールがあるそうで、質問すると熱く語ってくれます。縁あってドイツに来たので、これからもドイツ語の勉強を続けながらより深くドイツを知ってドイツの人たちと仲良くなりたいなと思います。