


2022.03.24
オランダ・スキポール空港にほど近い三菱電機の自動車機器事業のヨーロッパ拠点であるMitsubishi Electric Automotive Europe B.V.(以下、MEAE)でエンジニアとして勤務している廣松航平です。
MEAE-NL外観(冬のオランダは曇りの日が多いです)
私は2013年から5年間、建設機械メーカーで制御システムの設計開発に携わった後、多様な製品の開発に関わりたいと考え、2018年9月に総合電機メーカーである三菱電機に入社し、情報技術総合研究所で主に自動車やパーソナルモビリティのセンシングやシミュレーション技術の研究開発を担当していました。その後、2021年9月より当社の海外OJT研修制度を利用して、1年間の任期でオランダに赴任しています。
スキポール空港 I AMSTERDAMのモニュメント
MEAEはオランダだけでなく、ドイツ、フランス、スウェーデンとヨーロッパの自動車メーカーが存在する各地に拠点を持っており、そこでは各メーカーに特化したサポートを行っておりますが、最寄りに主要な自動車メーカーが存在しないオランダはヨーロッパ各国へのアクセスの良さを生かし、営業、技術調査の中心拠点として機能しています。
私が在籍するテクニカルセンターはヨーロッパ市場における技術調査や当社製品のヨーロッパメーカー向けの試験を担当しており、電動システム、運転支援システム・自動運転、コネクテッドカー、法規・規格の専門家が日本の関係部署と協力して情報収集や実車を用いた試験などを実施しています。
その中で私は前職で培った電動化システム全般の知識や研究所でのセンシング技術の知見を活かし、最新の運転支援システム・自動運転を搭載する自動車の電気・電子アーキテクチャ調査やベンチマーク試験をナショナルスタッフとともに実施しています。
アムステルダム中心街の冬の夜景
今回の赴任の話を頂いたときは、海外で働くことに興味を持っていることは上司に伝えていたものの、転職者が対象になるとは思っていなかったので少々驚きました。 しかし、このような機会に恵まれたことを活かして、語学力や技術者としての知識、日本とは異なる様々な経験を持ち帰ってまた一回り成長したいと考えています。
次回の更新では職場の雰囲気やオランダでの生活などについてお話ししたいと思います。