みなさん、こんにちは。今回は私の職場についてご紹介させていただきます。

私が勤務するMitsubishi Electric Automotive Europe B.V.のテクニカルセンター（以下、MEAE-TC）はヨーロッパの技術調査の中心拠点として、各分野のエキスパートやインターン生を含む11人が現在在籍しています。

MEAE-TCの業務時間は朝8時から夕方16時15分までで、スタッフの中には夕方以降の家族との時間を楽しむために業務時間を前にシフトさせる方もいます。ちなみに私は通勤経路上にある跳ね橋が開いて遅れるかもしれない、という時間を考慮して出社するようにしています。これはオランダ特有の事情だと思います。

朝の挨拶はオランダ語の「フゥイェ モルヘン(Goede morgen)」か英語の「グッドモーニング(Good morning)」のいずれかで、コーヒーや紅茶を淹れながら軽く談笑してから仕事に取り掛かります。

私が所属するMEAE-TC内のADAS（先進運転支援システム）チームでは、普段の業務はメールチェックから始めますが、週１回程度は日本と業務時間が重なる時間である朝8時から日本の関係部署とのオンライン会議を行います。

ADASチームの主な業務は、事務所内にある設備や公道、ときには社外のテストコースなどを利用して、当社製品を欧州車に搭載して性能を評価したり、新しいADAS機能やコクピット、車載センサについてベンチマーク（性能比較）テストを実施したりすることです。またオンライン会議への出席、調査報告書の作成および評価対象車種や機能の事前調査といったパソコンだけで出来る作業についてはテレワークも活用しています。

昼休憩は12時半から30分で、天気が良いときはいつも、出社しているMEAE-TCメンバー全員で運河沿いを散歩します。9月に私が赴任した時は不思議な文化だと思っていましたが、緯度の関係から日の出前に出勤して日没後に帰宅するオランダの冬を経験すると、このような機会がないと日光を浴びることなく一日を終えるため、健康管理の上でも非常に重要であると今は感じています。

事務所の雰囲気は、常にラジオがかかっており、気分が良いときや好きな曲がかかったときにはスタッフが歌を口ずさみながら作業したり、果物やサンドイッチを食べながらモニターをチェックしたりするスタッフがいるなど、とてもリラックスした感じです。また各スタッフの自席付近で活発な意見交換をしたり、リーダーが「試験は上手く進んでいるか？」とスタッフに声をかけたりと互いに積極的なコミュニケーションを取ることも多いです。MEAE-TC内の会話ではジョークも積極的に用いられるなどスタッフ全員が自由に、そして率直に発言することで建設的に議論が進んでいくので、研修期間中には単純な英語力を伸ばすだけでなく、チームの一員として積極的に自分の意見を伝えていく面もさらに鍛えていきたいと思っています。

次回の更新ではオランダでの休日などについてお話ししたいと思います。

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