このページの本文へ

ここから本文

廣松航平(オランダ)
廣松航平
Kohei Hiromatsu
Mitsubishi Electric Automotive Europe B.V. Head Office(MEAE-NL)
2018
入社 情報技術総合研究所 知識部・モビリティ技術G 配属
2019
情報技術総合研究所 知識部・知識ベース基盤技術G 配属
2021
現職

2022.05.24

オランダでの休日について

皆さん、こんにちは。

今回はオランダで過ごす休日をテーマにお話しさせていただきます。

私は基本的に家でのんびりしていることが好きなのですが、春になると家にこもっているのはもったいない、という気分にさせてくれる晴れの日が多いことからよくドライブに出かけるようになりました。そこでドライブ先で印象に残ったオランダの風景を写真とともにご紹介いたします。

ちなみに皆さんはオランダの風景というと何をイメージしますか?

私は高校時代の修学旅行でオランダをモチーフにしたテーマパークを訪れましたが、実際に赴任するまでは風車やレンガ造りの街並み、チューリップなどの花畑を思い浮かべていました。

では実際のオランダはどうであったかというと、もちろん他にも魅力的なものはたくさんありますが、そのイメージ自体は赴任してから半年以上経った現在でも変わることはありませんでした。つまり、これらはオランダの中で当たり前のように息づいているものなのだと実感しています。

まず風車についてですが、これは街中でも郊外でも本当に至るところにあります。写真はアムステルダムのすぐ西に隣接する街ハールレムの少し外れにあるデ・アドリアーン風車で、かつては街の人が使う小麦粉などの製粉に使われていたとのことですが、現在は博物館となっておりガイドツアーで風車の仕組みを知ったり、風車の羽根のすぐ近くまで登ることもできます。

このような街中の風車は風が遮られるのを避けるためか建物の上の高い位置に造られており、とても目を引きます。ハールレム以外にもユトレヒトやライデン、ハウダ(チーズで有名なゴーダ)といったアムステルダムから車や電車で1時間以内にある街でもこのタイプの風車を見ることができます。

ハールレムのデ・アドリアーン風車。中では製粉用の石臼なども見られます。

ハールレムのデ・アドリアーン風車。中では製粉用の石臼なども見られます。

郊外にある風車というとやはり世界遺産となっているキンデルダイクが有名で、遠くまで並び建つ風車は干拓のためのポンプとして利用されていました。こちらも風車の中を見学でき、かつての生活空間が再現されているので、当時の暮らしの様子を感じることができます。

また、高速道路や電車で街を抜けると広大な平野の中にポツンと風車が立っている風景を見かけることがよくありますので、オランダ国内を移動する機会がありましたらそういった景色を楽しんでみてください。

続いてレンガ造りの街並みについてはやはり圧巻なのが首都であるアムステルダムの中心街です。また、私としては中心から歴史的な街並みを見渡せる街もお勧めで、ユトレヒトのドム塔(2022年現在外観工事中。内部見学ツアーは参加可能。)やオランダ北部の街フローニンゲンのマルティニ塔からの眺めも一見の価値があると思います。

キンデルダイクの風車。運河を船で移動できます。

キンデルダイクの風車。運河を船で移動できます。

キンデルダイクの風車の中。住みやすそうですが稼働音は気になります。

キンデルダイクの風車の中。住みやすそうですが稼働音は気になります。

フローニンゲンのマルティニ塔。塔近くのフォーラムの屋上からも街を一望できます。

フローニンゲンのマルティニ塔。塔近くのフォーラムの屋上からも街を一望できます。

そして最後は花畑について。アムステルダムの北側には広大な花畑が広がっており、今年は4月前半にスイセンやヒヤシンス、4月後半にはチューリップをドライブしながら楽しむことができました。また春限定でキューケンホフ公園がオープンするので、そちらでも様々な種類の花を楽しむことができます。この季節は特別な場所に行かず街を歩いているだけでも花壇やお店の装飾で花をたくさん見かけることができるので、とても明るい気持ちになります。

キューケンホフ公園・ウィレム=アレクサンダーパビリオンのチューリップ。どの花を見ても綺麗です。

キューケンホフ公園・ウィレム=アレクサンダーパビリオンのチューリップ。どの花を見ても綺麗です。

次回は最後の更新となります。私自身が実際に海外で生活して得た経験から、日本との違いなどについてお話ししたいと思います。