


2022.04.21
皆さん、こんにちは。柳村です。
今回は私の職場についてご紹介したいと思います。
私の働いているMEAPは多くのオフィスが立ち並ぶシンガポール南方のQueenstownに位置しています。
MEAPはアジア拠点全体の本社でもあるので、建物内には多くの部門が入っており、私が所属するFactory Automation(以下、FA)部門の他にも、総務、人事、広報、事業計画、空調・家電、宇宙、半導体など様々な部門があります。
オフィス内には休憩スペースやジムもあり、お昼休憩や定時後に利用することができます。
オフィスの休憩スペース
オフィス内にあるジム
コロナ禍ということもあり、入国時(2021年10月当時)は原則在宅業務で、月に数日しか出勤できませんでした。そのため、日によってはグループ内で一人だけ出勤の日もありました。顔を合わせての打合せが難しい状況のため、会議・打合せは基本オンラインで実施しています。2022年1月からは出社率が50%、4月には75%と段階的に規制が緩和され、オフィスに少しずつ活気が戻ってきていますが、入国して約半年経った今でも顔を合わせていないナショナルスタッフ(以下、スタッフ)が多くいます。
デモ機やFA製品が置かれているFAトレーニングルームもあり、顧客に対する勉強会や、スタッフがデモ機を使って操作方法を学び、能力を向上させることに活用されています。私もこの部屋にあるデモ機を使用して、設備の調整方法、各ソフトの使用方法をスタッフから学びました。
オフィスの机
FAトレーニングルーム
私が一緒に仕事をしているスタッフは営業部門の担当者ですが、半分はエンジニアのような部分もあります。顧客の設備立ち上げ中にトラブルがあれば、メールでのやり取りはもちろん、現地に行き、専用のソフトを使って原因調査・トラブル対応をしています。私は今までモーターの設計しか担当したことがなかったので、幅広い製品知識やトラブル対応などについての知見を持っているスタッフを尊敬しています。トラブルが発生した顧客に同行した際は、トラブル状況、考えらえる原因、対応方法などを丁寧に教えてもらい勉強しています。最近は、ソフトを使用し、現場でトラブル状況の調査をさせてもらうこともあり、とても良い経験となっています。
ご存じの方も多いと思いますが、シンガポールは多国籍国家なので様々な国と地域から人が集まっています。中でも中華系の人が多く、スタッフ複数名と会話をするときは英語で話し始めますが、途中から中国語が混ざり始め、最終的には中国語だけで会話していることもよくあります。(私は中国語を話せません)
また、日本語を少し話せるスタッフもいるので、スタッフが日本語、私が英語で会話することもあり、不思議な感覚になります。
皆さんとても優しく、私の上手ではない英語に合わせてゆっくり会話をしてくれるので【英語で話す】ことに対する苦手意識が軽減され、積極的に話せるようになってきました。
昼食は広いスペースに多くの店が並んでいるホーカー(日本のフードコートのようなイメージ)で食べることが多く、好きなものを買って、空いている机で食べます。
1食当たりSG$4~8(約350~650円)程で安価に食べられ、日によって違う料理(中華、マレー、インド、韓国、台湾など)をチョイスできるのがいいところです。
しかし屋外にあるため、暑く、鳥が飛んでくることが少し難点です。ホーカーセンターによってはミシュランを取得したお店もあり、色んなお店を試してみることにはまっています。
オフィス近くのホーカーセンター
ミシュランを取得したお店の香茹鴨腿
MEAPは社会貢献にも積極的で、HDB(公営住宅)に住む現地の方への日用品の配布や、クリーンアップ活動として川の清掃を2~3カ月に1度実施しています。クリーンアップ活動はアクティビティも兼ねています。カヤックや自転車に乗って川や川辺を清掃しながら、近くの観光地を施設の方が紹介してくれるので、シンガポールのことを学ぶことができます。
カヤックでのごみ拾い
パワーボートでごみ拾い後、マーライオンを正面から見学
他にも社員全員で参加するオンラインクリスマスパーティーや希望者が参加するオンライン料理教室、ペットボトルでプランターを作るECOイベントなどがあります。皆さん、イベントには積極的に参加されており、社員同士の交流の場となっています。旧正月には獅子舞が会社のロビーで披露されました。毎年恒例のイベントのようで、皆さん楽しみにされており、今年は寅年ということで虎のぬいぐるみを貰いました。シンガポールの旧正月ではお年玉を赤い封筒で渡したり、訪問者にオレンジを2つ渡したりする文化があるそうです。日本では旧正月の文化がないため、シンガポールに来て初めて知りましたが、このように様々なイベントに参加し、文化や歴史などシンガポールの知らなかったことを知ることで、シンガポール生活をより一層楽しむことができています。
ロビーで披露された獅子舞
貰った虎のぬいぐるみと獅子へのお供え物
海外研修も残り半年となりましたが、業務に注力するのはもちろん、会社のイベントにも積極的に参加し、シンガポールの文化を学びながら楽しい生活をおくっていきたいと思います。