【イタリアの「コーヒー文化」を体験】
2つ目は「コーヒー」について。日本ではドリップコーヒーがよく飲まれていると思いますが、イタリアでは香ばしいコーヒーの香りとその濃厚な苦みを25mlに凝縮したエスプレッソコーヒーがよく飲まれています。初めはその苦味に驚いていましたが、1ヶ月もすると慣れ、今ではその味わいの深さの虜に。多いときには1日7回も飲んでおり、着実にイタリア文化に染まってきています。
職場では主に、始業前、午前の小休憩、昼飯後、午後の小休憩に「カッフェ？」と声を掛け合い、同僚を誘い合ってコーヒーブレークをとります。1杯25ml、自販機だと0.4€（約60円）で飲めることもあり、非常に手軽なため、同僚同士でご馳走し合っているのを頻繁に見かけます。1日に4回も同僚にエスプレッソをご馳走するきっかけがあり、日頃の感謝を気軽に伝えやすく、とても便利です。個人的には同様のエスプレッソ自販機が日本にも普及して欲しいところです。
ちなみに、朝の定番はエスプレッソ+クロワッサンで、クロワッサンはクリームやジャムなどが中に入っており、エスプレッソの苦味とクロワッサンの甘味が良いバランスでとてもおいしいです！イタリアに来る機会があれば、皆様も是非試してみてください！
（方言豆知識：私の住む北イタリアのベネト州周辺ではカフェエスプレッソのことを“カフェ・リッショ”、クロワッサンのことを“ブリオッシュ”と呼び、その呼び名で注文します。もちろん方言なので別の地域では通じなかったりします。例えば、車で3時間ほど南に行ったところで“ブリオッシュ”を注文すると、揚げパンが出てきたりします。）