【取り組んだこと：現場改善活動】
三菱電機グループは、日本だけでなく世界中に工場・拠点があり、各工場での改善活動や良い取り組みについて情報共有する発表会が年一回おこなわれています。新たな改善案の発掘や活動の進め方など、知識・知見の共有を工場の垣根を超えておこない、三菱電機グループ内でのシナジー創出に向けた取り組みの一つとなっています。
今回MEHITSでは、多品種少量生産の大型チラーの配管レイアウトとその製造工程決めに関する改善活動の発表をおこないました。従来は製品が一品一様のため、冷媒管等の詳細なレイアウトや作業工程は熟練工のノウハウに一任されていましたが、大量生産品と同様の設計フローを構築し、作業者の教育をおこなうことで、設計・製造のプロセス改善をおこない、不具合を80％削減し、手直し削減と品質向上に繋げることができました。
この発表会では、優れた活動成果を挙げたグループは社内表彰され、今回この活動が評価され、特別賞をいただくことができました。非常に嬉しく思うとともに、ナショナルスタッフのモチベーションアップにもつながる良い取り組みであり、今後も改善活動の輪をMEHITS内でも広げていきたいところです。

【得たもの：人脈】
海外勤務を通して、派遣先の日本人出向者やナショナルスタッフとの交流はもちろん、サプライヤーの訪問や展示会への参加、他の三菱電機グループ海外拠点の訪問等のチャンスに恵まれ、海外勤務でしか得られない、国、会社、事業の垣根を超えた多様なつながりを得ることができました。
今回はその中でも、海外OJT生とのつながりについて紹介したいと思います。
三菱電機では、欧州とその近隣国だけで、海外OJTとして20人以上の研修生が1年間の研修プログラムに参加しており、三菱電機の各事業分野・拠点から研修生が選出されるため、担当している事業も製品も職種もさまざまです。先日、現在生産体制強化に取り組んでいるトルコの空調機工場MACTにて海外OJT生を対象とした集合研修が有り、MACTの日本人出向者からは海外で働くために必要な考え方やその他ノウハウを教わるとともに、海外OJT生とは海外で働いてみて感じたことや遭遇したトラブル、今後やってみたい仕事等、様々なトピックに花を咲かせました。似た想いの人が集まり、意見・情報交換することで、各自のモチベーションUPにつながるとともに、各々の取り組みを知るよい機会となりました。今後も海外OJTで築いたつながりを大切にしたいと思います。